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おいしい健康とUltragenyx、長鎖脂肪酸代謝異常症患者向けPSPを開始

株式会社おいしい健康とUltragenyx Japan株式会社は、両社の協業のもと、長鎖脂肪酸代謝異常症(LC-FAOD)患者とその家族を対象とした患者サポートプログラム(PSP)の提供を10月5日より開始しました。本プログラムは、AI献立提案・栄養管理アプリ「おいしい健康」の臨床研究基盤を活用したSaaSモデルを採用し、コストを抑えながら迅速に提供するデジタルプラットフォームです。医療機関から専用の招待コードを受け取った患者やその家族を対象として提供されます。

開発の背景とプログラムの特徴

長鎖脂肪酸代謝異常症(LC-FAOD)は、長鎖脂肪酸をエネルギーに変える働きが生まれつき十分でない複数の先天性代謝異常症の総称で、国内では毎年10〜50人程度が新たに診断される希少疾患のひとつです。乳幼児期に診断されることが多く、治療において日々の食事管理が生活の大きな部分を占めるため、特に離乳食期などで食事の準備や管理を行う保護者への支援が課題とされていました。

本プログラムは、日々の脂質摂取を確認しながら献立の検討や記録をアプリ上で行える環境を整えています。なお、本機能は医療機器ではなく、食事や服薬などの記録、情報の表示および継続を支援することを目的とした機能であり、用量の判断や治療方針の決定は主治医への相談が必要とされています。また、特定医薬品の販売促進を目的とするものではなく、利用している治療薬の有無や種類にかかわらず利用可能です。

専門医による栄養基準の監修

長鎖脂肪酸代謝異常症の食事療法に関する診療ガイドラインに示されている脂質摂取の考え方は欧米での推奨をもとにしており、日本人の食生活に即した具体的な栄養摂取の基準は定められていませんでした。

本プログラムでは、同疾患の治療に精通する藤田医科大学 医学部 小児科学 准教授の中島葉子先生が臨床アドバイザーとして参画し、使用する栄養基準の妥当性の確認と監修を行っています。患者の年齢、身長・体重、活動量に加え、医師から指示されたトリヘプタノインの処方量から摂取するエネルギーを考慮したうえで、食事から摂取するエネルギーや栄養量の目安を示す仕様となっています。

関係者のコメント

藤田医科大学の中島葉子准教授は、脂質制限を実践できるレシピや調理の工夫などの情報提供を監修したとし、「毎日の食事をできるだけおいしく、無理なく、簡単に続けながら、処方薬と食事療法を継続していくための一助となることを願っています」とコメントしています。

Ultragenyx Japan株式会社 代表取締役社長の桐谷忠氏は、食事管理が家族の大きな負担となっている現状に触れ、食事や記録を支える取り組みを支援できることへの謝意と今後の取り組みへの姿勢を示しました。

株式会社おいしい健康 代表取締役CEOの野尻哲也氏は、10年以上にわたり培ってきた栄養に関する技術と食の知見を活かして療養生活に役立てたいとし、医療現場や利用者に向けた継続的な改善と発展に努める意向を示しています。

関連企業およびサービスの概要

アプリおよび各社の概要は以下の通りです。

  • アプリ名:『おいしい健康』
  • 対応端末:iPhone(iOS)/Android
  • アプリ紹介ページ:https://oishi-kenko.com/service_description
  • 株式会社おいしい健康:代表取締役CEO 野尻哲也、80種類以上の疾患に対応した食事支援体制や医療機関向け生活指導SaaS「Kakaris(カカリス)」を展開
  • Ultragenyx Japan株式会社:代表取締役社長 桐谷忠、希少疾患および超希少遺伝性疾患を対象とした治療法の開発・提供を行うUltragenyx Pharmaceutical Inc.の日本法人

本記事は株式会社おいしい健康およびUltragenyx Japan株式会社の発表をもとに作成しています。

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