GensparkがTeamBrain提供開始 KDDI Biz Edgeと提携
AIワークスペース「Genspark」を提供するGensparkは、組織内の知識や業務ノウハウをAIが扱える形に整理・蓄積するナレッジ基盤「TeamBrain」の提供を開始しました。あわせて、全国の中堅・中小企業に向けた販売から導入・定着支援において、KDDIグループのKDDI Biz Edge株式会社と戦略的パートナーシップを締結しました。

組織の知識をAIが自動整理する新機能「TeamBrain」

TeamBrainは、エンタープライズプランの利用者向けに提供が開始されたナレッジ基盤です。メールやチャットツール、各種SaaSなどをGensparkと連携することで、日々の業務を通じて更新される組織のコンテキストをAIが取り込みます。

本機能の特徴として、通常業務の中で社内の資料や議事録を蓄積できる点や、事前のタグ付けを必要とせずAIが内容を読み取って分類・構造化する自動整理機能が挙げられます。整理された知識は検索だけでなく資料作成や監査などに活用できるほか、専門知識を必要としないノーコード設計によりエンジニア不要で更新を続けられるとしています。
人材派遣でのマッチング分析や、営業における商談履歴・顧客情報の引き継ぎ、監査・管理部門でのルール蓄積と整合性確認、業界団体での知見蓄積といった用途が想定されています。なお、Gensparkは2026年7月21日に「AIワークスペース6.0」を発表しており、個人向け機能やデータ活用機能などにTeamBrainが加わることで、組織全体で共有するAI基盤を実現するとしています。
中堅・中小企業の「はたらく現場」に向けたKDDI Biz Edgeとの協業
中小企業白書2024によると日本の企業の99.7%は中堅・中小企業であり、従業者数でも全体の約7割を占める一方、人手不足が深刻化しています。総務省情報通信白書令和8年版では個人での生成AI利用率が1年で27%から59%へ倍増したとされるものの、帝国データバンク2026の調査では文章作成や情報収集が中心とされ、業務判断や業務に組み込まれたAIエージェントの活用は浸透していません。
こうした課題に対し、スマートフォンからも利用できるGensparkの強みと、全国の中堅・中小企業に顧客基盤を持つKDDI Biz Edgeの支援体制を組み合わせます。KDDI Biz Edgeが販売および導入・定着支援を担い、現場や客先、移動時間でもモバイル端末上で業務を完結させる「Mobile Work AI」の実現を目指します。また、営業、建設、不動産、店舗、介護、物流、人材などの業界・業種別ソリューションの共同開発も進める予定です。
両社の代表者も今回の提携について見解を述べています。Genspark Inc. 共同創業者 兼 CEOのエリック・ジン氏は、現場や移動が多い業界・業種での利用拡大と中堅・中小企業の業務効率化への期待を示しました。KDDI Biz Edge株式会社 代表取締役社長の落合 孝之氏は、自社の知見とGensparkを組み合わせることで働く人々の生産性向上を後押しする姿勢を示しています。
Gensparkの概要
Gensparkは、複数のAIモデルを統合し、タスクに応じて最適なモデルを選択して業務を進めるAIワークスペースです。
- 製品名: Genspark(ジェンスパーク)
- 主要機能: SecondBrain、AgentBase、GenTeam、TeamBrain
- 関連URL:
- 公式サイト: https://www.genspark.ai/ja
- ユースケース動画(日総工産): https://youtu.be/dmn31yKTAPo
本記事はGensparkの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



