「AIに仕事を奪われる」は本当か?企業の差が縮む時代、武器になるのは実績とデータ
リブランディング、求人票400件を比較調査 AI普及後も従来業務の記載減らず

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リブランディング株式会社は、マイナビ転職に掲載された事務・バックオフィス職とエンジニア職の求人票計400件を対象に、2021年と2026年の仕事内容や応募条件などの記載を比較した調査結果を発表しました。
調査によると、入力や資料作成、実装、テストといった業務を示す語を含む求人の割合は大きく減っておらず、企画や設計などの業務へ急速に置き換わった状況は確認されませんでした。一方で、AI関連語を含む求人や経験年数の要求、月給下限には増加や上昇の傾向が見られました。

従来業務の記載や企画・設計への急激な移行は確認されず
入力、資料作成、実装、テストなどの手順に沿って進める業務を示す語を含む求人は、事務・バックオフィスで70%から77%、エンジニアで55%から57%となりました。個別では、事務の「データ入力・入力作業」が30%から32%、エンジニアの「テスト・検証」が27%から27%、「運用・保守」が57%から60%となっています。
また、企画・設計・要件定義などの判断や設計を伴う業務を示す語を含む求人は、事務・バックオフィスで54%から56%、エンジニアで89%から93%でした。エンジニアの内訳は、設計が61%から60%、要件定義が21%から25%、顧客折衝・提案・ヒアリングが23%から29%となり、定型業務から企画・設計業務へ大きく移行したと判断できる結果ではありませんでした。

AI関連語や経験年数の要求は増加傾向
AI、生成AI、ChatGPT、Copilot、LLM、機械学習、プロンプトなどのAI関連語を含む求人は、事務・バックオフィスで1%から3%、エンジニアで16%から22%に増加しました。RPAや自動化などの関連語も事務で2%から8%、エンジニアで9%から13%となっています。従来の仕事内容の記載が大きく減ってAI関連の記載だけに置き換わるのではなく、従来の仕事内容に関する記載が残る中で関連語が加わる傾向が確認されました。
応募条件では、経験年数の要求がある求人が事務・バックオフィスで15%から24%、エンジニアで26%から37%へと増加し、エンジニアで「経験3年以上」を求める求人は10%から23%となりました。一方で「未経験可」とする求人は事務で91%から90%、エンジニアで65%から65%とほぼ変わっていません。
月給下限の中央値は両職種で3万円上昇
求人票に月給の記載があった求人における月給下限の中央値は、事務・バックオフィスで22万円から25万円、エンジニアで23万円から26万円となりました。月給30万円以上を下限とする求人は、事務で3件/78件から11件/68件、エンジニアで9件/78件から17件/55件となっています。ただし、これは名目金額の比較であり、物価や人手不足など複数の要因が考えられるため、AIの影響による上昇とは判断できないとしています。
同社は今回の調査結果について、従来の仕事がAIへ置き換わったというよりも、従来の仕事内容が残る中にAIに関する要素が加わり始めている姿が見えてくると分析しています。なお、本調査は求人件数や雇用・失業の増減、実際の業務時間配分等を調べたものではなく、変化の原因をAIと特定するものでもありません。
調査概要および会社概要
本調査の概要は以下の通りです。
- 調査主体:リブランディング株式会社
- 調査対象:マイナビ転職に掲載された事務・バックオフィス職、エンジニア職の求人票
- 調査件数:合計400件(事務・バックオフィス 2021年:100件、2026年:100件/エンジニア 2021年:100件、2026年:100件)
- 収集時期:2021年分:2021年1月~10月、2026年分:2026年4月~9月
- 企業数:事務・2021年:98社、事務・2026年:99社/エンジニア・2021年:95社、エンジニア・2026年:96社
- 調査方法:求人票の仕事内容等から、入力・資料作成・テストなどの業務、企画・設計・要件定義などの業務、AI関連語、自動化関連語、経験年数の要求、未経験可、月給下限などの記載有無・数値を独自集計
リブランディング株式会社(代表取締役:菊地 将、所在地:東京都港区赤坂5-2-33 IsaI AkasakA 19階)は2016年1月に設立され、AIO対策、SEO対策、MEO対策、口コミ対策、オウンドメディア運用による集客改善、採用改善などを展開しています。
本記事はリブランディング株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



