ニッセーの緩み止め締結体PLB v2が国際技術コンテストのTop 100に選出
株式会社ニッセーが開発する緩み止め締結体Perfect Lock Bolt v2(PLB v2)が、技術・設計コンテスト「Create the Future Design Contest 2026」において「Top 100 Entries」に選出された。同コンテストはSAE International傘下のSAE Media Groupが運営し、審査員パネルの総合評価で高得点を獲得した上位100件が選ばれた。PLB v2はManufacturing & Materialsカテゴリーからの選出となる。
国際的な技術・設計コンテストで高得点を獲得
Create the Future Design Contestは、エンジニア向け技術媒体「Tech Briefs」誌の発行元が2002年に開始したコンテストである。これまでに100か国以上のエンジニア、起業家、学生から15,000件を超える製品・技術アイデアが応募されてきた。

応募作品は、Innovation(革新性)50%、Feasibility / Manufacturability(実現性・製造性)25%、Marketability(市場性)25%を基準として審査が行われる。2026年の審査において、PLB v2は総合評価で高得点を獲得し、Top 100 Entriesに選出された。
異なるリードを持つ二重ねじ構造と量産技術
PLB v2は、1本のボルト上に異なるリードを持つ2種類のねじを同軸に形成し、リードの大きい内ナットとリードの小さい外ナットを組み合わせた二重ねじ締結体となっている。締付け時には1回の操作で両ナットを締結でき、緩み方向に対してはリード差によって生じるナット間の運動差が機械的な拘束状態を形成し、戻り回転に抵抗する仕組みとなっている。

また、特殊な二重ねじ形状を量産するための専用転造金型が開発されており、既存のボルト・ナット製造機械を活用した量産を実現している。
第三者機関での試験結果とNETIS登録
PLB v2は、第三者機関によるねじ緩み止め評価(国際規格ISO 16130準拠のユンカー式振動試験)で最高評価を獲得しているほか、引張試験においても標準ボルトと同等の強度が確認されている。二重ねじ構造の締結性能および転造成形技術に関する研究成果は、ASMEおよびElsevierの査読付き学術誌でも発表された。
さらに、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」(NETIS登録番号: HK-260004-A、新技術名称: 緩み止め二重ねじ締結体「PLB v2」)に登録されている。産業設備、建設、発電、化学、製鉄、環境設備、土木・公共インフラなど、振動環境下で締結信頼性が求められる用途への展開が進められている。
会社概要
- 名称:株式会社ニッセー
- 設立:1939年3月
- 所在地:山梨県大月市富浜町鳥沢2022番地
- 代表者:代表取締役会長 新仏利仲
- 事業内容:工作機械(転造機)と部品、工具、自動供給機の製造販売
- 公式サイトURL:https://www.nisseiweb.co.jp
本記事は株式会社ニッセーの発表をもとに作成。
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