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GENSHI AI、長嶋代表開発のコードエディタnecoderを社内導入

株式会社GENSHI AIは、代表取締役の長嶋 大地氏が個人で開発し、オープンソースで公開しているコードエディタ「necoder(ねこーだー)」を社内のソフトウェア開発に導入しました。

necoderはRustで書かれたネイティブアプリで、複数のAIエージェントをエディタ内で並行して動かし、複数のプロジェクトとブランチの開発を同時に進めるために設計されたデスクトップアプリです。同じ条件で測ったCursorと比較して、メモリ使用量は待機時で約96%、Claude Codeの実行中でも約88%少なくなっているとしています(当社調べ、性能の数値は当社の開発機での実測値で利用環境により異なる)。

開発の背景と経緯

GENSHI AIでは、医療機関向けの閉域LLM基盤「MedLocal」や医師向けエビデンス検索「CHUBEN」、医療用語に強い音声認識「GENSHI Voice」、訪問診療向けの医療者専用チャット「RoundTrace」を少人数で並行して開発しています。開発の多くをAIエージェントと共に進めるなかで、既存のエディタではウィンドウが増えるにつれて指示対象を見失いやすく、Electron製エディタによるメモリ消費の増加も課題となっていました。

平均して10以上のプロジェクトを並行開発していた長嶋氏は、この課題を解消するため2026年7月にnecoderの開発を開始しました。8月に最初のバージョンを公開し、9月にはCursorからnecoderへ完全に移行したほか、社内エンジニアも日々の開発に利用しています。最初のコミットから約6週間で最初のバージョンを公開し、その後の約10週間で35回のリリースを重ねています。

necoderの主な特長

necoderは特定のAIに縛られず、複数のAIエージェントをエディタ内で動作させることができます。通信規格のAgent Client Protocol(ACP)で接続するため、Claude Code、Codex、GitHub Copilot、Qwen Code、OpenCode、Kimi CLI、Grok Buildといった契約中のサブスクリプションをそのまま利用可能です。さらにDeepSeek、GLM、Kimi、Qwen、MiniMax、Xiaomi MiMo、OpenRouter、Ollamaなどのひな形を用意しており、各社のAPIやコーディングプランでの動作にも対応します。

描画にはZed Industriesが開発するUIフレームワーク「GPUI」を採用し、画面をGPUで直接描画します。Electronを使用せず、使っていないAIエージェントは自動で休止されます。また、リモートサーバー開発向けにRustで独自開発した約2.7MBの実行ファイル1つで動作するRemote SSHを備えています。

このほか、複数のAIエージェントを1画面で並行して動かす機能「Fleet」を搭載し、作業ごとにgitのworktreeを作成してAIエージェントを割り当てます。また、画面上のQRコードを読み取ることで、外出先のスマートフォンから進捗確認や承認、Git差分の確認などを行える機能も提供されており、通信はエンドツーエンドで暗号化されています。

社内開発における位置づけと今後の展望

GENSHI AIではnecoderのほか、音声認識「GENSHI Voice」の一部にもRustを採用しています。長嶋氏は「AIエージェントと共に速く、かつ確実に作る力は、医療の現場に製品を届けるうえで欠かせません。necoderでの経験を、自社の製品開発にも生かしてまいります」とコメントしています。

necoderは無料でアカウント登録も不要となっており、AGPL-3.0ライセンスのオープンソースとして公式サイトおよびGitHubで公開されています。

  • 名称:necoder(ねこーだー)
  • 開発者:長嶋 大地(GENSHI AI 代表取締役)が個人で開発
  • 対応OS:macOS 13以降(Apple Silicon)、Windows 10以降(x64)
  • 価格:無料。アカウント登録も不要
  • ライセンス:オープンソース(AGPL-3.0)
  • 公式サイト:https://necoder.com/
  • ソースコード:https://github.com/iKora128/necoder

本記事は株式会社GENSHI AIの発表をもとに作成しました。

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