ロナルド・マクドナルド・ハウスがブランド刷新 患児家族の支援強化へ発表会を開催
公益財団法人ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパン(旧:ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン)は、2026年10月1日にヒューリックホール東京で「ロナルド・マクドナルド・ハウス ブランドリニューアル発表会」および「ファミリー・センタード・ケア フォーラム」を開催しました。国内第一号ハウスの開設から25周年を迎える節目として、世界共通ブランド名への統一や新ロゴマーク、新タグラインが発表されました。会場にはアンバサダーの北澤豪氏や和泉元彌氏らも登壇し、患児家族への支援やSNSキャンペーンについて発信しました。

第一部の発表会では、同財団理事長の岩中督氏が登壇し、2026年10月1日付けでのブランドリニューアルの背景と展望を説明しました。国内第一号ハウス「ロナルド・マクドナルド・ハウス せたがや」の開設から25年間でのべ10万家族に60万泊を提供してきた実績に触れ、小児医療現場で重視される「ファミリー・センタード・ケア」の重要性を提示しました。
グローバル調査で判明した認知や理解に関する課題を踏まえ、世界共通の活動として名称を明確に伝えるため、ブランド名を「ロナルド・マクドナルド・ハウス」へ統一するとともに法人名を変更しました。あわせて「家族を支えるハウス」を家の形とハートで表現した新ロゴマークや、新タグライン「Family Stays ― 大切なのは、家族がいっしょにいること」が披露されました。


利用料無償化の実態調査と食事支援の展望
続いて、ハウスを利用した195組の家族を対象に実施された「利用料無償化の効果およびハウスが果たす役割に関するアンケート調査」の結果が公開されました。同財団は2026年4月1日より利用料を従来の1人1日1,000円から無償化しており、調査によると1滞在あたりの費用負担額は平均2割減少したとしています。


また、付き添い家族のニーズとして挙がる食事支援に関連し、岩中理事長は2028年までに平日毎日1食の食事提供を全ハウスで導入することを目指すと表明しました。



発表会の後半には、「Team ロナルド・マクドナルド・ハウス アンバサダー」を務める元プロサッカー選手の北澤豪氏と狂言師・俳優の和泉元彌氏が登壇しました。両氏はこれまでの支援活動を振り返りながら、各自ができる形での関わり方や支援の輪を広げる意義を語りました。
あわせて、親指と小指をくっつけるポーズを用いた参加型SNSキャンペーン「#おやゆびこゆびチャレンジ」の開始も発表され、登壇者と来場者がポーズを行いました。

小児医療における家族支援を考えるフォーラム
第二部として開催された「ファミリー・センタード・ケア フォーラム」の前半では、東京都立小児総合医療センター院長の山岸敬幸氏が基調講演を行いました。山岸氏は、医療が進歩する一方で付き添い家族の療養環境の課題が残されている現状を指摘し、家族支援の必要性を述べました。
後半のパネルディスカッションには、付き添い入院を経験した家族や患児のほか、東京大学病院 副看護部長の木村敬子氏、国立成育医療研究センター 医療連携室の助川裕香氏、認定特定非営利活動法人キープ・スマイリング 理事長の光原ゆき氏らが登壇しました。病院内での付き添いに伴う睡眠不足や精神的な負担などの実態が共有され、家族を支える仕組みの重要性について意見が交わされました。

- 施設目的:高度小児医療を提供する病院に隣接し、遠方から通う患児家族の負担を軽減する滞在施設
- 施設数:国内12カ所、全世界約390カ所(日本国内累計利用者数は2026年3月にのべ10万家族を突破)
- 設備・利用:個室ベッドルーム、共用キッチン・ダイニング(2026年4月1日より利用料無償化)
- 公式HP:https://www.dmhcj.or.jp/
本記事は公益財団法人ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパンの発表をもとに作成しました。
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