Cloudflareが新基盤Cloudflare Basinを発表
Cloudflareは2026年10月1日(本国発表)、自社データを活用したアプリケーションをシンプルかつ低コストで構築できるデータプラットフォーム「Cloudflare Basin」を発表しました。Apache IcebergとCloudflare R2を基盤としており、サーバーレスな環境で分析用データの取り込みや保存、カタログ化、照会を行えます。本発表にあわせて一般提供を開始しました。

Cloudflare Basinは、オープンな業界標準形式であるApache Icebergと、ストレージサービスのCloudflare R2を基盤としています。開発者や企業は、使い慣れたツールを活用しながら、オープンかつサーバーレスな環境で分析用データの管理や照会を行うことが可能です。
主な特徴として以下の点が挙げられています。
- 自社のデータを自由に管理:データはオープンな業界標準形式であるApache Icebergに保存されるため、チームは互換性のあるあらゆるツールでデータを分析でき、特定のベンダーに縛られることはありません。
- サーバーのセットアップが不要:BasinはCloudflareのグローバルネットワーク上で稼働するため、開発者はインフラの準備・管理を行うことなく、数秒でデータの取り込み・保存・照会が可能です。
- データ転送料が不要:異なるクラウド、プラットフォーム、リージョンのツールを使ってデータを照会しても、転送料は一切かかりません。
従来のデータ基盤の運用では、将来の需要を見越した専用サーバーの準備や、データ収集・分析を担う複数システムの連携が必要であり、クラウド間でのデータ移動に伴う転送料金も発生していました。
Cloudflare Basinでは、データがオープンな業界標準形式で保存されるため、コピーや変換を行わずに互換ツールから読み取れます。データの収集・整理・分析はCloudflareのネットワーク上で必要に応じて実行されるため、専用サーバーの管理が不要となり、データの出し入れにかかる料金も発生しません。
Cloudflareの最高技術責任者(CTO)であるDane Knecht氏は、開発者が自社データの分析や活用のためにデータインフラの運用まで担う必要はないとした上で、サーバーレスモデルをデータ分析にも適用し、クラスター管理や不要なデータ移動なしにオープンスタンダードでデータを管理できるとしています。
導入企業の事例と一般提供の開始
オープンソースAIコーディングエージェント「OpenCode」を手がけるAnomalyの共同創業者であるDax Raad氏は、全社のデータパイプラインをBasin Pipelines、Catalog、SQLへ移行し、複雑だったAWS S3とAthenaの構成をサーバーレスアーキテクチャに置き換えたと述べています。また、データプロダクトプラットフォームを提供するBobsledのプラットフォーム責任者であるJulien Grobbelaar氏は、データ転送料がかからないことでコストを大幅に抑えながらデータプロダクトを構築できると評価しています。
Cloudflare Basinは発表日より一般提供を開始しており、開発者は https://developers.cloudflare.com/basin から利用できます。
Cloudflareについて
Cloudflare,Inc.(NYSE:NET / https://www.cloudflare.com/ja-jp/)は、より良いインターネットの構築の支援を使命に掲げるコネクティビティクラウドの企業です。
- コネクティビティクラウド詳細:https://www.cloudflare.com/ja-jp/connectivity-cloud/
- 最新トレンド・インサイト(Radar):https://radar.cloudflare.com
本記事はCloudflareの発表をもとに作成されています。
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