朝日ラバーとKENTEM、CCUS連携のRFIDリーダーを2026年9月にリリースへ
株式会社朝日ラバーは、株式会社建設システム(KENTEM)と協業し、建設キャリアアップシステム(CCUS)連携システム「KENTEM-CareerLog」の有償オプションとして「RFIDリーダー for KCL」を開発した。現場技能者が装着するヘルメットなどに朝日ラバーの「やわらか保護カバーRFIDタグ」を採用することで、入退場記録とCCUSデータ管理を非接触で一括して行う仕組みを提供する。2026年9月28日にリリースされる予定となっている。
協業の背景と狙い
建設業向け施工管理ソフトウェアを展開するKENTEMと、ゴム加工技術を強みとする朝日ラバーがそれぞれの技術を持ち寄り、安全で働きやすい現場環境づくりを目指して協業プロジェクトを開始した。
KENTEMは土木や設備施工、建築などの建設現場に向けて施工管理ソフトウェアを提供し、DXによる業務効率化を推進している。一方、朝日ラバーは独自のゴム加工技術を応用し、過酷な環境下でも使用可能なゴム保護付きの「やわらか保護カバーRFIDタグ」を開発し、DX推進に向けた提案を行ってきた。



国土交通省が推奨する建設キャリアアップシステム(CCUS)は、建設技能者の資格や就業履歴を業界横断的に登録・蓄積し、技能や経験に応じた処遇につなげる取り組みである。KENTEMはCCUS登録に必要な情報をブラウザ上で一括管理できる連携システムとして「KENTEM-CareerLog」を展開している。
新たに開発された「RFIDリーダー for KCL」は、従来のカードや二次元コードを読み取る方式とは異なり、ヘルメットなどに朝日ラバーの「やわらか保護カバーRFIDタグ」を取り付けて使用する。読み取り対象範囲内にいる技能者全員を一括かつ非接触でスキャンすることにより、入退場記録の登録と「KENTEM-CareerLog」上でのCCUSデータ管理を同時に実行できる。
分子接着技術を用いた「やわらか保護カバーRFIDタグ」


朝日ラバーの「やわらか保護カバーRFIDタグ」は、樹脂などによるラミネート加工とは異なり、シリコーンゴム同士を共有結合させる分子接着・接合技術を用いてRFIDタグをシリコーンゴムシートで挟み込んで接着している。
分子接着・接合技術は媒介となる接着剤を使用せず、表面加工による化学反応で貼り合わせる手法であるため、接着剤に比べて経年劣化がなく耐熱性や耐水性に優れる特徴を持つ。高い防水性や防塵性を備え、衝撃からも保護されるため、水や泥が存在する過酷な作業環境でも故障を気にせず利用できるとしている。
朝日ラバーは2026年4月からの新規中期経営計画のもと、2030年以降に向けてモビリティ、医療、スポーツ・健康、生活などのウェルネス領域への事業展開を進めており、同製品を通じた通信分野や社会の発展への貢献を目指している。
製品概要と今後のスケジュール
「RFIDリーダー for KCL」の利用には「KENTEM-CareerLog」または「KENTEM-CareerLog for QR」の導入が必要となり、読み取り用端末は最低3か月からの契約となる。
製品仕様および関連情報は以下の通りである。
- KENTEM「RFIDリーダー for KCL」
- リリース日:2026年9月28日
- 価格:RFIDラバータグ 10個 10,000円(税抜)/読み取り用端末 1台 10,000円/月(税抜)
- 製品情報ページ:https://www.kentem.jp/product-service/kcl/rfid-reader/
- 朝日ラバー「やわらか保護カバーRFIDタグ」展示予定
- 展示会名:第28回自動認識総合展
- 会期:2026年9月9日(水)~11日(金)
- 会場:東京ビッグサイト 南3ホール(小間番号:A-30)
- 製品情報ページ:https://products.asahi-rubber.co.jp/yawaraka/
会社概要
- 株式会社建設システム
- 所在地:静岡県富士市石坂312-1
- 代表者:代表取締役社長 重森 渉
- 設立:1992年7月2日
- URL:https://www.kentem.jp/
- 事業内容:建設業向けの施工管理ソフトウェアの開発・販売
- 株式会社朝日ラバー
- 所在地:埼玉県さいたま市大宮区土手町二丁目7番2
- 代表者:代表取締役社長 渡邉 陽一郎
- 設立:1976年6月
- URL:https://www.asahi-rubber.co.jp/
- 事業内容:工業用ゴム製品の製造・販売

本記事は株式会社朝日ラバーの発表をもとに作成。
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