SCOグループ、歯科向けpaylight XのAIでんわにVerbex基盤を採用
株式会社SCOグループは、歯科医院向けオールインワンプラットフォーム「paylight X」の電話応対自動化機能「AIでんわ」において、株式会社Verbexが提供する音声対話AI基盤を採用した。
本採用により、「AIでんわ」の音声認識、音声合成および対話制御にVerbexの技術を活用し、患者にとってより自然でストレスの少ない電話体験の実現を目指すとしている。
背景と導入の目的
歯科医院では診療中にも予約や問い合わせなどの電話が発生し、受付スタッフが診療補助や来院対応と並行して応対することによる業務の中断や、診療時間外の取りこぼしが課題となっている。また、人材確保が難しくなるなか、安定した受付体制の維持が求められている。
SCOグループは、歯科医院向け決済ソリューションを中心に全国約18,000の歯科医院(※1)との顧客基盤を築き、「paylight X」を提供してきた。その機能の一つである「AIでんわ」は、AIが24時間365日応答して予約日時の調整から完了までを行なうものだが、患者との接点となる電話応対の品質向上を目的にVerbexの技術採用に至った。
※1:「paylight cashless」の導入医院数。2026年2月時点、株式会社東京商工リサーチ調べ
音声対話AI基盤採用による主な特徴
今回の採用における主なポイントは以下の通り。
- 自然な電話応対:番号選択式ではなく、普段の言葉で用件を伝えられる対話を実現し、応答遅延の抑制や発話の割り込みに対応
- 正確な聞き取り:希望日時、氏名、電話番号、症状などを会話から整理して取得
- 医院ごとの対話設計:診療時間や予約枠など、医院ごとの運用に合わせた進行が可能
- スタッフへの引き継ぎ:AIでの完結が適切でない電話を判定し、スタッフへ転送
- 情報連携:聞き取った内容を「paylight X」上の予約情報や患者情報と連携し、転記作業などを削減
受付・事務業務を代行するサービスへの発展
SCOグループは予約電話の自動受付にとどまらず、「paylight X」が持つ各種情報とVerbexの音声対話技術を組み合わせ、受付・事務業務を音声対話AIが代行するサービスへの発展を検討している。予約受付や変更、来院前の案内、各種問い合わせ対応、定期健診の案内、院内業務の自動実行などを視野に入れる。
診断や治療方針の判断など診療にかかわる行為は対象外としつつ、会話で把握した要望をシステムに反映して必要な処理まで実行することで、実務を担う存在を目指す。
今後の展開
両社は「paylight X」を利用する歯科医院への導入を順次進め、初年度に100の歯科医院、3年間で500の歯科医院への導入を目指すとしている。また、実際の対話やフィードバックをもとに機能を継続的に改善するほか、歯科医療に特化した音声AIサービスの共同開発も進める方針だ。
関連企業概要
株式会社SCOグループ
- 代表:代表取締役会長 兼 社長 玉井 雄介
- 本社所在地:〒100-7018 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー18F
- 設立:2013年3月22日
- 事業内容:医療テクノロジー事業、データインサイト事業、ペイメント事業、医療機器リース事業
株式会社Verbex
- 代表:代表取締役CEO 森下 将憲
- 本社所在地:東京都渋谷区
- 設立:2020年
本記事は株式会社SCOグループの発表をもとに作成。
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