Explore It!日本語版がZEN大学出版会より2026年8月28日に刊行
新潟を拠点とするコミュニティ「スクラムフェス新潟」は、探索的テストの実践ガイド『Explore It!: Reduce Risk and Increase Confidence with Exploratory Testing』の日本語版を刊行しました。ZEN大学出版会より2026年8月28日に発売されています。翻訳は伊藤潤平氏を中心とした有志のオンライン読書会から始まり、現場のテストエンジニアや開発者たちの手によって進められました。
本書は「探索」と「学習」を通じてリスクを見つけ、プロダクトの価値と自信を高めるテスト技法をまとめた一冊です。翻訳の契機となったのは、ドイツのカンファレンス「Agile Testing Days」に感銘を受けた伊藤潤平氏が立ち上げた「スクラムフェス新潟」のオンライン読書会でした。
読書会を一章ずつ進める中で、和田卓人氏から本書の翻訳権がすでに取得されているものの翻訳作業が進んでいない旨の連絡があり、読書会メンバーが翻訳出版を担うことになりました。関わるメンバーの入れ替わりを経ながらコミュニティの手で最後までやり遂げられ、訳者を代表して川口恭伸氏が「訳者まえがき」を執筆しています。なお、本書の売上の一部はスクラムフェス新潟の運営活動に役立てられます。
原著の背景と書籍の特徴
原著の著者であるエリザベス・ヘンドリクソン氏は実務家として知られ、2010年にはアジャイルアライアンスのゴードン・パスク賞を受賞しています。原著の版元は『達人プログラマー』の著者デイヴ・トーマス氏とアンディ・ハント氏が営むプラグマティック・ブックシェルフ社(The Pragmatic Bookshelf)です。
本書について、『実践アジャイルテスト』共著者のジャネット・グレゴリー氏は「テスターだけでなく、開発チーム全員の机に置かれるべき本」と評しています。
関係者からのコメント
スクラムフェス新潟実行委員長の伊藤潤平氏は、「オンラインの読書会から始まったこの翻訳は、多くの仲間たちの手によって完全ボランティアで進みました。テストの本ですが、テスターだけでなく、プロダクト開発に携わるメンバー全員に手に取ってほしい一冊です」とコメントしています。
「訳者まえがき」を執筆した一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会代表理事の川口恭伸氏は、「テストの本だからテスターのためと思われるかもしれませんが、私はむしろプロダクトマネージャーやプロダクトオーナーにこそ読んでほしいと考えています」と述べています。
また、「才能から技術へ」を執筆したタワーズ・クエスト株式会社取締役社長の和田卓人氏は、「才能はスケールしませんが、技術はスケールします。『Explore It!』は、まさにその役割を担う一冊です」としています。
書誌情報
- 書名:『Explore It! プロダクトの価値と自信を高める探索的テスト実践ガイド』
- 原著:Elisabeth Hendrickson, “Explore It!: Reduce Risk and Increase Confidence with Exploratory Testing”(The Pragmatic Bookshelf, 2013)
- 著者:エリザベス・ヘンドリクソン
- 訳者:スクラムフェス新潟
- 発行:ZEN大学出版会
- 発売:KADOKAWA
- 発売日:2026年8月28日
- 価格:3,300円(本体3,000円+税)
- ISBN:978-4-04-901206-4
- 判型・ページ数:A5判/224ページ
本記事はスクラムフェス新潟の発表をもとに作成しています。
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