harmo、運輸事業者向け服薬管理「ヤクレコ」を2026年10月1日より提供へ
シミックホールディングス株式会社のグループ会社であるharmo株式会社は、運輸事業者向けに提供してきた服薬管理サービスを刷新し、2026年10月1日より新サービス名「ヤクレコ」として提供を開始します。
ヤクレコは、ドライバー本人の同意のもとで共有された処方情報を活用し、企業が通院状況や処方内容、運転に影響する薬剤の有無などを確認できるシステムです。今回の刷新により、運転禁止薬の検知通知や受診中断の可能性を知らせる新機能が導入されます。
新たに追加される2つの通知機能
ヤクレコでは、ドライバーがアプリに登録した処方情報をもとに、企業管理者が運転に影響を及ぼす薬剤の有無などを確認できます。今回のサービス刷新では、主に2つの通知機能が追加されます。
1点目は、運転禁止薬を検知した際の管理者への通知機能です。harmo株式会社は2025年2月から、処方情報に運転禁止薬が含まれる場合に管理システム上でアラートを表示する機能を提供してきましたが、ヤクレコでは検知結果を管理者へ直接通知し、迅速な確認や対応を促します。なお、本サービスは乗務可否を自動判定するものではなく、事業者がドライバーへの聞き取りや専門家への相談を行ったうえで最終的な乗務判断を行います。
2点目は、受診中断の可能性を検知して管理者に知らせる機能です。高血圧や糖尿病などで継続的な治療が想定される処方情報を対象に、harmo独自のロジックで受診中断の兆候を検知します。管理者が受診状況を確認し、必要に応じて受診を促すことで治療の継続を支援します。
運輸現場の運用知見を反映したサービス刷新
国土交通省の「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」では、乗務前点呼における薬の服用確認や、治療中の運転者に対する通院・服薬の確認事項が示されています。しかし、従来は本人からの申告に頼る部分が多く、管理者の確認負担が課題となっていました。
harmo株式会社は2023年から運輸事業者とともに服薬管理の実証や導入を進めてきました。同サービスを導入する三和運輸機工株式会社は、健康状態や服薬状況を管理する仕組みが評価され、国土交通省の令和6年度「運輸安全マネジメント優良事業者等表彰」において「危機管理・運輸安全政策審議官表彰」を受賞しています。また、有限会社舞子運送などの現場から得られた声や運用知見が、今回のヤクレコの機能強化に反映されています。
- サービス名:服薬管理サービス「ヤクレコ」
- 対象:運送、バス、タクシー等の運輸事業者
- サービスサイト:https://www.harmo.biz/well-harmo/
- 提供開始日:2026年10月1日
国土交通省の検討会提言によると、追加施策を講じない場合、2030年度のトラック輸送で最大約25%の輸送力不足が生じる可能性が示されています。harmo株式会社は、適切な服薬管理を通じて健康起因事故の防止とドライバーの就業継続を支援していくとしています。
本記事はharmo株式会社およびシミックホールディングス株式会社の発表をもとに作成しました。
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