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小川電機の外国人材育成システムが2026年度グッドデザイン賞を受賞

小川電機株式会社が展開する「ギャップゼロ、外国人材育成システム(外国人技能人材育成センター)」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」を受賞しました。日本の建設・電気設備業界における深刻な人材不足や技能継承の課題に対応し、海外の専用訓練センターにおいて入国前から実践的な日本式の現場環境を再現して技能人材を育成・提供する仕組みです。電材商社・施工支援を手がける同社が、現場と人材のミスマッチ解消を目指して構築しました。

建設・電気設備業界における3つのギャップの解消へ

日本の建設・電気設備業界では、熟練技術者の高齢化と若年層の減少に伴って施工現場の人手不足が深刻化し、外国人材の受け入れが進んでいます。その一方で、現場では「語学」「現場文化・安全意識」「教育負担」という3つのギャップが浮き彫りになっていました。

教科書的な日本語では現場や安全の指示が伝わらない点や、整理整頓・危険予知(KY活動)といった現場ルールの理解不足による事故リスク、受入企業が入国後の基礎教育や技術指導に追われる負担などが課題となっていました。小川電機は、これらを入国前(渡航前)に解消するための教育システムと空間デザインの構築を行いました。

受賞対象となったシステムでは、ベトナム・ハノイに開設された「DEN-DENトレーニングセンター」において、日本の電気施工現場に近い配線・設備環境を整備しています。実際の動線や工具の取り扱い、安全管理ルールを身体で覚える体験型の教育空間が設計されています。

講師には国内で施工経験を持つ電気工事のプロや専門人材を配置し、日本の「第二種電気工事士」取得を見据えたカリキュラムを実施しています。また、現場で使われる指示や危険予知などの実践的な日本語教育に加え、受入企業側の負担を減らす約9ヶ月間の集中育成プログラムを渡航前に実施する設計となっています。

業界全体を支えるプラットフォームとしての評価

グッドデザイン賞の審査員は、「語学、現場文化、生活習慣までを切り分けずに一体で学べる環境を海外につくったことで、受け入れ企業が入国直後に負う教育の負荷は大きく軽減される」と評価しました。さらに、一社にとどまらず複数の電気工事会社と連携したプラットフォームとして構想されている点についても言及されています。

小川電機は今後、本システムの提供を通じて電気工事会社を中心とする顧客の施工能力拡大と人材課題解決を支援し、東南アジア諸国とのネットワーク強化や教育プログラムの拡充を進める方針です。

小川電機株式会社の概要

  • 会社名:小川電機株式会社
  • 所在地:大阪府大阪市阿倍野区阪南町2丁目2番4号
  • 代表者:代表取締役社長 小川 雄大
  • 設立:1963年3月21日
  • 資本金:9千万円
  • 事業内容:電設資材・住設機器、家電製品の総合卸商社
  • Webサイト:https://www.ogawa.co.jp

本記事は小川電機株式会社の発表をもとに作成されています。

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