新作能レオナルド・ダ・ヴィンチ伊公演が終了 11月3日に大阪で日本初披露へ
公益財団法人 山本能楽堂は、新作能「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の上演を含む能楽公演を、9月23日より9月30日まで北イタリアの5都市で開催しました。日伊外交関係樹立160周年を記念して新たに創作された本公演は、各地で好評を博しました。このイタリア公演を受け、11月3日(火・祝)にはグラングリーン大阪にて日本初披露となる凱旋公演が開催される予定です。
能「レオナルド・ダ・ヴィンチ」は、伝統文化と現代の創造性をつなぐ国際的な舞台芸術プロジェクトとして創作されました。ダ・ヴィンチの業績を一般的な伝記として描くのではなく、時代や場所を超越した「人間の本質」と「飽くなき探究心」をテーマに、日本最古の舞台芸術である能の様式を用いて表現しています。15世紀イタリア・ルネサンスのダ・ヴィンチと、14世紀に能を大成した世阿弥という中世の両国の巨匠の精神が、600年の時を超えてイタリアの舞台で融合しました。

作品のあらすじは、画家を夢見ながらも貧しさから挫折しかけている若者が、時空を超えて現れたレオナルド・ダ・ヴィンチや名画「モナ・リザ」の霊と出会う物語です。ダ・ヴィンチが説く創造の本質と人間性についての教えや、モナ・リザの霊による舞を通じて、若者が再び歩み出す勇気を得る姿が描かれています。
本作は、大阪・関西万博2025で築かれたイタリア館との関係を基盤に制作されました。万博でイタリア館文化担当代表を務めたミラノ大学日本美術史准教授ロッセッラ・メネガッツオ氏が学術監修を担当し、公演は大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの中島さち子氏が率いるKURAGE Bandとの協働で展開されています。
北イタリア5都市で計6公演を開催
イタリア公演は、ダ・ヴィンチにゆかりの深い北イタリアの5都市を巡り、計6公演が実施されました。能の上演だけでなく、来場者とのトークセッションなども行われています。
巡回した都市と劇場は次の通りです。
- 9月23日:ミラノ/メノッティ劇場(*2公演開催)
- 9月26日:パルマ/ファルネーゼ劇場
- 9月27日:ブレシア/ソシアル劇場
- 9月29日:マントヴァ/ソシアル劇場(発表文内一部ではマンドヴァと記載)
- 9月30日:クレモナ/フィロ劇場
初演の地となったミラノは、ダ・ヴィンチが1480年代から約20年にわたり活動した都市です。続くパルマでは世界最古級の木とストゥッコによるファルネーゼ劇場、ブレシアとマントヴァでは歴史あるソシアル劇場、クレモナでは約350年の歴史を持つフィロ劇場でそれぞれ上演されました。
11月3日にグラングリーン大阪で国内初上演
イタリアでの反響を受け、日本国内での初披露が決まりました。11月3日(火・祝)に大阪市北区のグラングリーン大阪において開催される「日伊外交関係樹立160周年記念および大阪市・ミラノ市姉妹都市提携45周年記念 レオナルド・ダ・ヴィンチを巡る能楽特別公演」の中で上演されます。









公益財団法人 山本能楽堂について
公益財団法人 山本能楽堂は、昭和2年(1927)に観世流能楽師の山本博之により創設された、大阪市中央区にある大阪で一番古い能楽堂です。現在の建物は1950年に再建された3階建の木造建築で、平成18年(2006)に「国登録有形文化財」に登録されました。代表理事は山本章弘氏が務めています。
これまでに24の国際事業、13か国・23都市で80回以上の公演、40回以上のワークショップを実施してきました。外務大臣表彰や国際交流基金地球市民賞など、国内外で多数の表彰を受けています。
- 所在地:大阪市中央区
- 代表理事:山本章弘
- 公式ウェブサイト:https://noh-theater.com
- 本件問い合わせ先:公益財団法人 山本能楽堂 事務局(山本、山中)
- TEL:06-6943-9454
- Mail:yamamoto@noh-theater.com
本記事は公益財団法人 山本能楽堂の発表をもとに作成されています。
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