エフアンドエム、会計事務所向け生成AIを改称し大規模アップデートを実施
大阪府吹田市に本社を置く株式会社エフアンドエム(代表取締役社長:森中一郎)は、提供する会計事務所向け生成AIプラットフォーム「F&M One GeNNect」のサービス名称を「F&M One GeNNect Basic」に変更した。あわせて、システム基盤の刷新に伴う大規模なアップデートを2026年8月17日に実施した。
大規模アップデートの主な内容
今回のアップデートでは、AIの回答手順を表示して透明性や信頼性を向上させる「思考プロセスの可視化」が行われた。また、従来のテキストおよびCSVに加え、Word、Excel、PowerPoint、PDF形式での出力に対応した。
搭載する大規模言語モデル(LLM)には、GPT-5.4、Claude Sonnet 4.6、Gemini 3.1などの最新モデルが追加された。さらに、ユーザーインターフェース(UI)の刷新と応答速度の向上によるシステム安定性の強化が図られたほか、料金プランは「Standard」「Plus」「Pro」の3プラン体系へ移行した。
あわせて、同社は税理士や公認会計士、会計事務所・税理士法人の職員を対象とした約30分の実務活用セミナー動画をオンデマンド形式で無料公開している。
会計業務への特化とセキュリティ対策
同ツールは、文章作成や要約、企画立案などの汎用機能に加え、確定申告、法人税、月次監査といった会計事務所の実務に特化させた生成AIツールである。試算表や決算書を読み込み、税務・会計の実務に即した回答を出力する。
機密情報の管理においては、同社の人事労務クラウド「オフィスステーション」で培ったセキュリティ技術と開発基準を適用している。入力情報はすべて国内のAWSサーバーで管理し、海外への情報流出リスクを排除した環境を整えている。
導入実績と今後の展開

「F&M One GeNNect」は、2025年11月のリリースから約9カ月で導入事務所数550事務所、利用アカウント数3,203アカウントを突破した。また、同社が運営する会計事務所向け生成AIコミュニティ「AI研究会」には、2026年6月末時点で1,027事務所が参加している。
同社は今後も機能強化とサポート体制の充実を図り、会計事務所の業務効率化や付加価値創出、顧問先支援の高度化を支援していく方針を示している。
会社概要
- 会社名:株式会社エフアンドエム(東証スタンダード:4771)
- 代表者:代表取締役社長 森中 一郎
- 設立:1990年
- 資本金:9億8,965万円(2026年6月末現在)
- 従業員数:1,056名(2026年6月末現在・連結)
- 事業内容:個人事業主および小規模企業向け会計サービス、中堅・中小企業向け管理部門支援サービス、人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」など
- 本社所在地:大阪府吹田市
本記事は株式会社エフアンドエムの発表をもとに作成。
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