バイオマスエナジー、国産SAF普及を目指す有志団体ACT FOR SKYに加盟
バイオマスエナジー株式会社は、2026年9月1日付けで、国産の持続可能な航空燃料(SAF)の商用化および普及・拡大を目指す有志団体「ACT FOR SKY」に加盟した。長崎県諫早市に本社を置く同社は、独自のバイオマスガス化技術を生かし、関連企業や業界団体との連携を深める。これにより、国産SAFのサプライチェーン構築と社会実装への貢献を目指す。
多様なバイオマス資源を活用する独自のガス化技術
航空分野の脱炭素化に向けてSAFの普及が求められる中、国内に存在する多様な資源の有効活用が重要となっている。バイオマスエナジーは2006年の創業以来、バイオマス資源の燃焼・ガス化技術や液体燃料合成技術の研究開発および社会実装に取り組んできた。
同社のガス化技術は、木質系や草本系バイオマス、農業残渣など、食料と競合しない廃棄物・残渣系を含む多種多様な資源を活用できる点が特徴である。独自の外熱式水蒸気改質ガス化法によりバイオマスをガス化し、燃料合成に適した水素と一酸化炭素を主成分とする合成ガスを生成する。地域ごとに種類や賦存量が異なる資源を次世代燃料の原料として活用することで、国産SAFの原料選択肢を広げることを目指している。
合成ガスを起点とした複数の製造プロセスを展開
同社の技術は、ガス化によって得られる合成ガスを起点に、複数の燃料製造プロセスへ展開できる点も特徴としている。
現在はFT(Fischer-Tropsch)合成によるSAF製造に加え、メタノールを経由するMTJ(Methanol to Jet)プロセスなど、複数のルートによるSAF製造を検討している。地域ごとの原料の種類や量に合わせた設備展開を進め、国産バイオマス資源を活用したSAF製造モデルの構築を目指す方針である。
ACT FOR SKYは、国産SAFの商用化および普及・拡大を目指し、業界の垣根を越えて企業や団体が連携する有志団体である。
バイオマスエナジーは同団体において、第二世代バイオマスの活用に関する知見や高温燃焼技術、SAF合成に適した合成ガス生成技術を生かす。原料供給、物流・供給、SAF製造、航空会社などの需要側を含む多様な関係者と連携し、国産SAFの事業化と社会実装を推進するとしている。
バイオマスエナジー株式会社の概要は以下の通りである。
- 所在地:長崎県諫早市
- 代表者:代表取締役 平本 光識
- 事業内容:バイオマス燃焼炉・ガス化装置の製造販売、熱供給事業、液体燃料合成事業

本記事はバイオマスエナジー株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



