イノカとジェックスの探究プログラムにアマモ甲子園枠が新設 採択校を発表
株式会社イノカとジェックス株式会社は、中学生・高校生・高専生を対象とした水圏生態系探究プログラム「INNOVATE AQUARIUM EGG 2026」において、東亜建設工業株式会社をパートナーとする「アマモ甲子園」枠を新設しました。全国からの応募をもとに厳正な審査が行われ、採択校が決定しました。
プログラムでは、ジェックス株式会社の協賛のもと地元の川や海を再現した水槽を立ち上げる従来の「フリー枠」に加え、今年度からの新たな取り組みとして「アマモ甲子園」枠が設けられました。本枠は、海洋土木技術を強みとする東亜建設工業株式会社がパートナーを務めます。
アマモ場(藻場)は「海のゆりかご」と呼ばれ、ブルーカーボン(海洋生物によるCO2吸収・固定)の要としても世界的な関心を集めています。「アマモ甲子園」枠は、海水温の上昇や環境変化により減衰傾向にあるアマモの再生・保全を目指し、全国の中高生が独自のアプローチで最適な育成条件を探究するプログラムです。今年度は「アマモの育成に有効な底質条件(砂や土のこと)」の実験探究をテーマとし、集積されたデータは東亜建設工業株式会社の環境研究・開発事業に活かすことが目的とされています。
2つの枠で実証実験を行う採択校を決定
採択校は、2027年1月30日(土)に開催される最終発表会に向けて実証実験を開始します。「アマモ甲子園」枠の結果は、東亜建設工業株式会社のパートナーとして最終発表会で披露される予定です。

採択された各校のテーマおよびアイデアは以下の通りです。

- 千代田高等学校(東京都)
テーマ:『サンゴと魚類の飼育を通じて、魚の糞に含まれるサンゴ由来DNAの検出を目指す研究水槽』
- 安房高等学校(千葉県)
テーマ:『沖ノ島の生息環境を参考にしたヨコエビの繁殖水槽』
- 清風中学校・高等学校(大阪府)
テーマ:『ヨシ・二枚貝・魚類の関係に着目し、淡水・海水環境での二枚貝の安定飼育と繁殖を目指す研究水槽』
- 早稲田佐賀中学校・高等学校(佐賀県)
テーマ:『沖縄のインリーフに生息するサンゴや海草などを、長期的に維持できる生態系再現水槽』
- 福岡工業大学附属城東高等学校(福岡県)
アイデア:『博多湾内の砂及び、豚骨残渣物を使ったアマモの生育』
- 千代田高等学校(東京都)
アイデア:『リン酸塩を含んだ石灰質底質を使ったアマモの生育』
- 学校法人 暁学園 暁高等学校(三重県)
アイデア:『卵の殻とサンゴ砂を使ったアマモの生育』
- 国分高等学校(鹿児島県)
アイデア:『シラス台地のシラスを使ったアマモの生育』
- 安房高等学校(千葉県)
アイデア:『河川の河口付近の汚泥を使ったアマモの生育』
研究機材補助と専属メンターによる支援
採択校に対しては、探究活動を支える2つのサポートが提供されます。
水槽設備の拡張や水質測定キットなど、検証実験を実現するための機材購入費を補助する「研究機材補助」を行います。さらに、サンゴや藻場研究の最前線で活動する株式会社イノカの研究者や専門スタッフが専属メンターとなり、実験計画の策定からデータ収集・検証までを伴走支援します。
東亜建設工業株式会社代表取締役社長の早川毅氏は、アマモ甲子園について「次世代を担う中・高生が海の環境について主体的に考え、研究成果を発信する貴重な機会です」とした上で、若い世代の発想から学びつつ挑戦を応援し、豊かな海を次世代へつなぐ取り組みを強化していく姿勢を示しました。
また、ジェックス株式会社代表取締役社長の五味宏樹氏は「『イノアクEGG』を通じて、未来ある学生の皆様や、生物部・科学部の挑戦を全力で応援します。発表の場でお会いできることを楽しみにしております」とコメントを寄せています。
株式会社イノカの概要
- 会社名:株式会社イノカ
- 代表者:代表取締役CEO 高倉 葉太
- 設立:2019年4月
- 所在地:東京都港区高輪2丁目21-1 LINKPILLAR1 北 6階 LiSH
- コーポレートサイト:https://corp.innoqua.jp/
- EGG 2026 公式サイト:https://egg2026-web.vercel.app/
本記事は株式会社イノカの発表をもとに作成されています。
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