家電批評が防災ポータブル電源8製品を比較 DJIとAnkerが部門別1位を獲得
家電テスト専門誌『家電批評』を発行する晋遊舎は、自宅や避難所での利用を想定した1000Whクラスのポータブル電源8製品の比較テスト結果を公開した。検証は「1000Wh/800Wクラス」と「1000Wh/1500Wクラス」の2つに分類して実施された。実容量や充電速度、設置性など7項目の評価を経て、各クラスのランキングおよびベストバイ製品が選定されている。

1000Wh/800Wクラスの検証結果

小型化が進む1000Wh/800Wクラスでは、DJIの製品がベストバイと1位を獲得した。各製品の順位と評価の概要は以下の通り。

- 1位(ベストバイ):DJI「DJI Power 1000 Mini」(実勢価格:5万6210円)
小型・軽量化と出力ポート・機能の充実が評価された。0%から30分で40%まで回復する充電性能を備える。重量は11kg超で同クラス4製品中最重量だが片手で持ち運び可能な範囲とされ、ディスプレイの視認性も評価された。
- 2位:Jackery「Jackery ポータブル電源 SlimPower H1」(実勢価格:11万9800円)
パススルー機能とUPS機能に特化し、隙間や棚上への設置性を高めた設計。実容量率は約94%で、アプリ連携や拡張バッテリー、ソーラー充電に対応する。
- 3位:BLUETTI「BLUETTI AORA 100 mini」(実勢価格:9万6800円)
満充電までの所要時間で評価を落としたものの、操作性や片手での持ち運びやすさが高く評価された。
- 4位:EcoFlow「DELTA 3 1000 Air」(実勢価格:8万7700円)
持った際の負担が数値以上に軽く感じられるコンパクトさが特徴。充電速度以外の点では安定した性能を示した。

1000Wh/1500Wクラスの検証結果

高出力を備えた1000Wh/1500Wクラスでは、アンカー・ジャパンの製品がベストバイと1位に選ばれた。

- 1位(ベストバイ):アンカー・ジャパン「Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station」(実勢価格:9万9990円)
60分でのフル充電や実容量860Whといった性能に加え、USB-Cの3口を含む計10ポートの出力ポートを備える点が評価された。
- 2位:Jackery「Jackery ポータブル電源 1000 New V3」(実勢価格:10万9800円)
4製品の中で最軽量かつ最小サイズで、設置性で最高評価を獲得。実容量は900Whを記録した。
- 3位:BLUETTI「BLUETTI AORA 100 V2」(実勢価格:13万9800円)
メニューや各ポートに出力が日本語で記載された日本限定モデル。フル充電まで約70分と充電速度の低下が少ない点が評価された。
- 4位:EcoFlow「DELTA 3 Classic」(実勢価格:10万9700円)
フル充電が57分と最速を記録した一方、出力ポート数の少なさや、約12kgという重量による設置性の低さが順位に影響した。
今回のテストでは、合計100点満点で各製品を採点した。配点の内訳は以下の通りとなっている。
- 充電速度:30点満点
- 実容量:20点満点
- 設置性:20点満点
- 出力ポート数:10点満点
- 操作性:10点満点
- AC定格出力:5点満点
- 付加機能:5点満点
検証を実施した『家電批評』は、広告を入れずに専門家と編集部が検証を行う家電テスト専門誌で、毎月3日に発行されている。発行元は株式会社晋遊舎(東京都千代田区神田神保町1-12)。
本記事は株式会社晋遊舎の発表をもとに作成。
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