旧JR九州本社ビルを複合施設に再生へ Stapleら、2030年1月ホテル開業目指す
株式会社Stapleは、日鉄興和不動産株式会社を代表企業とする「門司築興共同事業体」の一員として、北九州市と「旧JR九州本社ビル活用事業」に係る連携協定を2026年11月6日に締結しました。1937年竣工で日本遺産「関門ノスタルジック海峡」の構成文化財である建物を、ホテル、飲食、カルチャー、自然が重なる複合施設として再生します。Stapleはホテルの企画・開発・運営を担い、2030年1月の開業を目指しています。

門司港の歴史的建築を再生し日常へひらく
対象となる建物は1937年に三井物産門司支店として建てられ、国鉄やJR九州の拠点として利用された後、2005年に北九州市が取得しました。駅前の一等地にありながら本格的な活用には至っていなかった建物を、外観の記憶を残したまま再生します。1階を駅前広場へひらき、地元の人と旅人が交わる拠点を目指します。
事業体は2026年3月に北九州市の公募で優先交渉権者に選定され、今回の連携協定締結に至りました。Staple代表取締役の岡雄大氏は、過去と未来やローカルと世界を結び、海峡の暮らしと旅人が出会うホテルを地域とともに育てていく意向を示しています。
駅前広場と連動する施設構成
建物は地上6階・地下1階で、駅前広場から屋上までまちと地続きになるよう計画されています。駅前広場では朝市や屋外シネマ、ジャズフェスなどのイベントも構想されています。
フロア構成の計画は以下の通りです。
- 1階:レストラン、カフェ、寿司、古着、レコード、レセプションを備え、駅前広場とつながる内部ストリート
- 2〜6階:全97室の客室。天井の形状や既存の意匠を生かした滞在空間
- 屋上:バー、サウナ、ビオトープを配置するルーフトップスパ
インテリアデザインは、Stapleのデザインユニット「staple studio」と、北九州市出身でロサンゼルスを拠点に活動する奥田慎一郎氏の「WAKA WAKA」が共同で担当します。外観は竣工当時のオリジナルの意匠に着目して復元・修復を行い、内部も天井形状や床タイル、壁面のトラバーチンなど既存の意匠を生かします。建築設計・監理は、建物を設計した松田軍平が創業した松田平田設計が担当します。


事業体制は以下の通りです。
- 日鉄興和不動産株式会社(代表企業):事業全体の統括・不動産開発
- 株式会社Staple:ホテルの企画・開発・運営
- 株式会社松田平田設計:設計・監理(歴史的意匠の継承)
- 株式会社YMFG ZONEプラニング:金融・地域連携
- 九州旅客鉄道株式会社:協力企業として参画予定
計画概要と会社概要
旧JR九州本社ビル活用事業の概要は以下の通りです。なお、計画内容やスケジュールは変更となる可能性があります。
- 所在地:福岡県北九州市門司区西海岸1-6-2(JR門司港駅徒歩約1分)
- 敷地面積・延床面積:敷地面積 約1,323㎡/延床面積 約5,635㎡
- 計画内容:ホテル97室、飲食・物販、ルーフトップスパ等
- スケジュール:着工予定 2028年6月/開業予定 2030年1月
株式会社Stapleの概要は以下の通りです。
- 代表取締役:岡 雄大
- 本社所在地:〒722-2411 広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田433
- 設立:2018年11月5日
- 事業内容:ホテルを核に、徒歩圏の「ご近所」を育てるソフトデベロップメント(投資・開発・設計・運営・地域との関係づくり)
本記事は株式会社Stapleの発表をもとに作成しました。
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