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南海放送が愛媛ゴルフの株式34%取得へ 筆頭株主として経営参画

愛媛県松山市に本社を置く南海放送株式会社は、愛媛県内子町で愛媛ゴルフ倶楽部を運営する愛媛ゴルフ株式会社の株式340株を取得することを決定しました。取得比率は発行済株式総数の34%となり、南海放送が愛媛ゴルフの筆頭株主となります。両社の取締役会で決議されており、株式取得予定日は2026年12月1日です。

南海放送は経営参画を通じて放送局とゴルフ場のシナジーを図り、内子町をはじめ愛媛・南予地域の活性化や入場者数・交流人口の増加を目指していく方針です。

株式取得の背景と目的

愛媛ゴルフ倶楽部は、1988年に男子プロツアーメジャー大会「日本プロゴルフ選手権」が開催された四国を代表する名門コースです。南海放送はスローガン「愛媛主義」の下でブランド価値の向上を進めるとともに、内子町をはじめとする南予地域の自治体、企業、学校等との連携を深めて地域ハブ機能の強化を図るとしています。単なるゴルフ事業にとどまらず、スポーツ振興や観光振興、交流人口拡大につながる事業を展開することで地域の活性化につなげる狙いです。

また、テレビ・ラジオ・SNSの発信力やイベント企画力、ネットワーク力を生かし、愛媛ゴルフ倶楽部のブランド再発信や競技会、各種コンペ、地域イベントの実施とコンテンツ化、各種商品開発を進めていく計画です。

株式取得の概要とスケジュール

株式取得の条件および関連するスケジュールは以下の通りです。

  • 対象会社:愛媛ゴルフ株式会社
  • 運営施設:愛媛ゴルフ倶楽部
  • 買主:南海放送株式会社
  • 売主:株式会社弓﨑商会(代表取締役社長 弓﨑憲明氏)
  • 取得株式数:340株(発行済株式数1,000株;取得比率34%)
  • 取得価額:非公開
  • 株式取得予定日:2026年12月1日

南海放送は2026年10月29日の定例取締役会で、愛媛ゴルフは同年11月6日の取締役会および臨時株主総会で株式譲渡を決議しました。同年12月1日に株式譲渡契約書の締結が予定されています。

新経営体制と関係者コメント

株式取得に伴い、愛媛ゴルフ株主総会で選任された南海放送取締役および子会社取締役の計2名が経営に加わります。就任は2026年12月1日付で、任期は2028年6月開催予定の株主総会終了時までとなります。

  • 代表取締役社長(新任):小倉健嗣(南海放送株式会社 取締役常務執行役員DX 経営戦略本部事業長)
  • 常務取締役(新任):畦地一久(南海放送音響照明株式会社 取締役会長)
  • 常務取締役 支配人(昇任):徳永充(愛媛ゴルフ株式会社 取締役支配人)

今回の参画にあたり、内子町の小野植正久町長は、愛媛ゴルフ倶楽部がこれまでも町政に協力してきた実績に触れた上で、今後の多方面での活躍と地域活性化への寄与に期待を寄せています。

南海放送の代表取締役社長である山内孝雄氏は、次のようにコメントしています。

「当社が掲げる経営理念「愛媛主義」を更に推進するために、南海放送の情報発信力、イベント力を掛け合わせ、愛媛ゴルフ倶楽部を核とした内子町ならびに南予地域の地域振興、愛媛県内スポーツ振興を目指します。」

愛媛ゴルフ倶楽部と監修者の高畑誠一氏

1975年に開場した愛媛ゴルフ倶楽部は、内子町出身の実業家である高畑誠一氏が総合監修を手掛けました。高畑氏は日商株式会社(後の日商岩井、現双日)の元会長で、鈴木商店ロンドン支店長時代にゴルフを始めました。昭和天皇が皇太子時代にロンドンを訪問された際には天覧試合を企画したほか、世界で初めてゴルフのヘッドカバーを考案した人物としても知られ、ルールブックを作成するなど日本ゴルフ界の祖といわれています。同倶楽部の建設発起人にも名を連ね、コース形状や池、バンカーの配置、各ホールの命名など、コース設計の監修に情熱を注ぎました。

本記事は南海放送株式会社の発表をもとに作成しました。

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