Dellows News

大熊町でソサイチ女子大会を開催 日本ソサイチ連盟らが復興学習と融合

東京都多摩市に拠点を置く一般社団法人日本ソサイチ連盟は、2026年9月21日(月・祝)・22日(火・祝)の2日間、福島県双葉郡大熊町で「第1回 OOKUMA REBORN CUP 〜未来を創る ソサイチ×エデュケーション大会〜」をREADY SOCIAL株式会社、株式会社クリエイティブヘッズと共催した。 ソサイチ(7人制サッカー)の女子大会に、東日本大震災・原子力災害伝承館や中間貯蔵施設の見学、ワークショップを組み合わせたプログラムを実施。福島県と首都圏の4チームが参加し、競技を行いながら現地の復興状況を学んだ。

復興施設の見学と競技を組み合わせた2日間

本大会は、現地の女子チームFUKUSHIMA WWW.(福島ウィーアー)の代表を務める佐藤夏美氏からの提案をきっかけに企画された。

1日目は東日本大震災・原子力災害伝承館の見学に加え、環境再生プラザのガイドによる中間貯蔵施設の訪問、同プラザ主催のワークショップとグループワークを実施した。午後からは大熊町立 学び舎 ゆめの森アリーナで試合を行い、夜は参加チームが宿泊を共にして交流を深めた。2日目は大熊インキュベーションセンターのOICスマイルフィールドで試合が繰り広げられた。

見学後のアンケートでは、「現地に足を運ばないと知りえない情報が多く、大変貴重なものとなりました。東京にいる私たちが『何を伝えていけるか?』を考えたいと思います」といった声や、復興について自分ごととして考える必要性を感じたという意見が参加者から寄せられた。

ブラジル発祥のソサイチは、一般社団法人ジャパンフットボールセブンリーグが運営する公式リーグ「FOOTBALL 7 SOCIETY LEAGUE(F7SL)」が2017年1月に関東で開幕して以降、全国へ拡大している。関東リーグの参戦チームは2022年の84チームから2026年には132チームと約1.6倍に増加し、2026シーズンは全国9地域で277チーム、約5,000名の選手が参戦している。日本代表はアジア大会で2023年と2024年に連覇し、2025年の世界大会でベスト8に進出。2024年1月には東京ヴェルディがチームを設立した。

一方で地域差もみられ、関東の132チームに対して東北や中国は各5チーム、北信越と北海道は各4チームにとどまる。日本ソサイチ連盟は2033年に公式リーグ参戦1,000チームを目標に掲げている。笹川スポーツ財団の「スポーツライフに関する調査2024」によると1年に1回以上サッカーをする成人は約369万人にのぼり、11人制より少ない人数でチームを組めるソサイチは、遠征の負担を抑えて地方を訪れるきっかけを作りやすいとしている。

また、女子サッカーの環境維持も背景にある。公益財団法人日本サッカー協会(JFA)の2019年度登録データによると、女子選手は13歳(中学1年生)になる時点で約22%(約1,000人)が競技から離れ、U-15年代の女子チームは全登録チームの2.8%にとどまる。連盟は、2025年6月に初の女子リーグが開幕したソサイチの形式が、少人数でも試合の場を確保しやすい選択肢になると捉えている。

大会結果と今後の展望

大会には、FUKUSHIMA WWW.(福島ウィーアー)、IGLESIA S.C.、東京ヴェルディソサイチレディース、OOKUMA RISEの4チームが出場した。競技の結果、東京ヴェルディAが優勝し、大熊町のチームであるOOKUMA RISE.Aが準優勝となった。

日本ソサイチ連盟代表理事の馬場貴嗣氏は、「災害の記憶と教訓を後世に継承し、学びに落とし込むことで、今の日本の課題である防災意識を高めていくことができます」と意義を語り、次回の大会は大熊町で規模を拡大して開催する意向を示した。連盟は今後も参加者の声を踏まえて大会の継続開催を目指すとともに、FUKUSHIMA WWW.(福島ウィーアー)を通じて地域との関わりを続けていくとしている。

大会概要

  • 大会名:第1回 OOKUMA REBORN CUP 〜未来を創る ソサイチ×エデュケーション大会〜
  • 日程:2026年9月21日(月・祝)〜22日(火・祝)
  • 開催地:福島県双葉郡大熊町
  • 競技会場:大熊町立 学び舎 ゆめの森アリーナ(1日目)、大熊インキュベーションセンター・OICスマイルフィールド(2日目)
  • 参加チーム:FUKUSHIMA WWW.(福島ウィーアー)、IGLESIA S.C.、東京ヴェルディソサイチレディース、OOKUMA RISE
  • 結果:優勝 東京ヴェルディA、準優勝 OOKUMA RISE.A
  • 共催:READY SOCIAL株式会社、株式会社クリエイティブヘッズ、一般社団法人日本ソサイチ連盟
  • 協力:環境再生プラザ

本記事は一般社団法人日本ソサイチ連盟の発表をもとに作成しています。

アクセスランキング

今日

1週間