ダイドーHDと京都大学が認知機能改善用とGLP-1分泌促進用組成物に関する特許取得
ダイドーグループホールディングス株式会社と国立大学法人京都大学は、DHAモノグリセリドを含む認知機能改善用組成物およびGLP-1分泌促進用組成物に関する特許を取得しました。グループ会社のダイドードリンコ株式会社と京都大学が、一般のDHA原料と比較して脂質構成が異なるDHA原料を対象に実施した共同研究の成果に基づくものです。
共同研究の背景と着目点
ダイドードリンコ株式会社は、DHA原料の特性および認知機能に関する作用を明らかにするため、2022年4月から京都大学大学院農学研究科の大日向 耕作准教授と共同研究を進めてきました。
研究では、DHAの含有量だけでなく、DHAとグリセリンが結合した「DHAモノグリセリド」という形態に着目しました。DHAモノグリセリドは、グリセリンにDHAが1分子結合した成分で、一般的なDHA含有魚油に多く含まれる形態とは構造が異なります。対象原料と一般的なDHA含有魚油の脂質組成を比較した結果、対象原料にはDHAモノグリセリドが多く含まれることを確認しました。
認知機能低下モデルマウスを用いた試験において、当該原料の経口摂取による認知機能改善作用が示唆されました。さらに、DHAモノグリセリドの一種である「2-DHAグリセロール」についても、マウス試験で認知機能改善作用が示されています。
また、細胞試験では、DHAモノグリセリドのGLP-1分泌促進作用を確認しました。これらの研究成果は、第46回日本分子生物学会年会、第78回日本栄養・食糧学会大会およびNEURO2024で発表されています。
今後の展望と特許概要
ダイドーグループホールディングス株式会社は、本研究で得られた知見を今後のヘルスケア事業における研究開発に活用するとともに、大学などの研究機関との連携を通じて、科学的根拠に基づく商品・サービスの開発を進めていく方針です。
取得した特許の概要は以下の通りです。

- 特許番号:第7929463号
- 発明の名称:生理機能改善用の組成物
- 特許権者:ダイドーグループホールディングス株式会社、国立大学法人京都大学
- 特許の対象①:DHAモノグリセリドを含む認知機能改善用組成物
- 特許の対象②:DHAモノグリセリドを含むGLP-1分泌促進用組成物
本記事はダイドーグループホールディングス株式会社の発表をもとに作成しました。
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