番匠おさかな館とJYAKUが水族館の展示業務効率化とデジタル学習へ向け連携開始
大分県佐伯市の「道の駅やよい 番匠おさかな館」とJYAKU株式会社は、水族館の展示業務の負担軽減と来館者の学習体験充実に向けた連携を開始した。展示生物の入れ替えに伴う解説板の更新を効率化する「デジタル魚名板サービス」の初実証や、タブレットで楽しめる「デジタル学習ゲーム」の開発を進める。専門的な知見とデジタル技術を組み合わせ、日々の業務負担を減らしながら、子どもたちが生きものについて学べる環境づくりを目指す。

水族館では展示する生きものの名前や特徴を紹介する解説板(魚名板)を、生物の入れ替えや情報の変更に応じて更新している。従来の紙の魚名板は、レイアウト調整や印刷、裁断、差し替えなどの作業が必要となり、スタッフの業務負担の一つとなっていた。
JYAKU株式会社は、展示情報をクラウド上で管理し、サイネージやタブレットに表示・更新できる「デジタル魚名板サービス」の開発を進めている。今回、道の駅やよい 番匠おさかな館が初の実証施設となり、魚名板の更新が多く発生する一部の展示エリアを対象に実証を実施する。

実証に必要なサイネージやタブレットなどのハードウェアはJYAKU株式会社が用意し、水族館スタッフが実際の展示業務でサービスを使用する。情報更新のしやすさや操作性、運用上の課題を検証し、現場の意見を開発や改善に反映していく。
手作りゲームを生かした子ども向けデジタル学習ゲームの開発
道の駅やよい 番匠おさかな館の情報資料コーナーには、スタッフが手作りした魚の地方名を当てるクイズなどのゲームが数多く設置されている。しかし、物理的な設置のため一度に遊べる人数が限られ、順番待ちが生じる課題があった。
今回の連携では、手作りゲームの楽しさや学習要素を生かしつつ、タブレットで遊べるデジタル学習ゲームを開発する。情報資料コーナーに複数台のタブレットを設置することで順番待ちを減らし、多くの子どもたちが自分のペースで学べる環境を整える方針だ。ゲームの内容はスタッフとともに検討を進めるほか、将来的には既存の来館ポイントカードとの連携や、達成状況に応じた特典の仕組みなども構想として検討していく。

現場の意見を反映し段階的に取り組みを推進
両者は今後、デジタル魚名板サービスの実証対象エリアや運用方法を具体化し、デジタル学習ゲームの開発を段階的に進める。実際の展示・運営業務や来館者の利用を通じて得られた意見を共有し、サービスやコンテンツの改善につなげるとしている。
施設・企業概要
道の駅やよい 番匠おさかな館
- 所在地:〒876-0112 大分県佐伯市弥生大字上小倉898番地1
- 館長:黒丸駿太郎
- 公式サイト:https://www.michinoeki-yayoi.com/banjou-osakanakan
JYAKU株式会社
- 所在地:〒870-0037 大分県大分市東春日町17-20 大分第2ソフィアプラザビル5F
- 代表取締役:山内耀太
- 事業内容:水族館・ミュージアム向けデジタルサービスの企画・開発・運用
- 公式サイト:https://jyaku.jp
本記事は道の駅やよい 番匠おさかな館およびJYAKU株式会社の発表をもとに作成。
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