パワーエックス、蓄電システムMega Power 2500を出荷開始
株式会社パワーエックスは、10フィートコンテナ型蓄電システム「Mega Power 2500」の出荷を開始した。今後は系統蓄電所をはじめ、発電所や工場への併設など、全国の設置先へ順次納入を進める方針だ。同社は本製品を主力製品と位置づけ、国内で開発・製造する蓄電システムの供給拡大を通じて電力系統の安定化やエネルギー自給率の向上に貢献するとしている。
液冷式蓄電モジュール採用により高密度化を実現
「Mega Power 2500」は、電池、冷却、補機類、消火、監視制御などの主要ユニットを一つの筐体内に統合した一体型のBESSパッケージとなっている。新たに液冷式の蓄電モジュールを採用し、セルを高密度に実装することで、10フィートコンテナに公称値で2,507 kWhを搭載した。
同社従来の20フィートコンテナ型蓄電システムと比較すると、設置面積は半分でありながら同等規模の蓄電容量を確保しており、設置面積あたりの蓄電容量は約1.8倍となる。
国内の設置環境に適した設計とセキュリティ対応
本製品は日本の現場に合わせて設計されており、20フィートコンテナ型に比べて輸送や据付時のクレーンの制約が少ない特徴を持つ。大型車両の進入が難しい山間部や用地の確保が難しい狭小地にも設置が可能で、系統蓄電所や太陽光発電所への併設において敷地形状に合わせたレイアウトに対応する。
また、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運用する「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度」である「JC-STAR」の適合ラベル(レベル1)を系統用蓄電システムとして取得している。地震時の揺れを検知して安全制御を行う機能や耐風設計を標準で備えるほか、騒音対策としてアクティブ・ノイズキャンセリングなどの低減機能もオプションで用意される。
岡山県玉野市の生産拠点で製造ラインを展開
本製品の生産は、2026年9月より岡山第2工場(三井E&S玉野事業所内)で行われている。さらに2027年1月には、同じく玉野市にある本社工場「Power Base」でも製造ラインを稼働させる予定だ。なお、岡山県玉野市に本社を置く株式会社パワーエックスは取締役 代表執行役社長CEOを伊藤 正裕が務め、証券コードは485Aとなっている。
- サイズ:10フィートハイキューブコンテナ(ISO規格)
- 外形寸法:2,438 × 2,991 × 2,896 mm(W × D × H)
- 重量:約25トン
- 電池種類:リン酸鉄リチウムイオン(LFP)
- 冷却方式:液冷式
- 蓄電容量:公称容量 2,507 kWh / 定格容量 2,257 kWh(1台あたり)
- 生産地:岡山県玉野市
- 出荷開始:2026年10月26日
- ウェブサイト:https://power-x.jp/megapower
本記事は株式会社パワーエックスの発表をもとに作成されています。

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