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第5回京都映画賞が決定 作品賞に木挽町のあだ討ち、牧野省三賞に黒沢清監督

京都映画賞実行委員会は、第5回京都映画賞の「作品賞」「牧野省三賞」「優秀スタッフ賞」を決定した。作品賞には源孝志監督の『木挽町のあだ討ち』が選ばれ、牧野省三賞は監督・脚本家の黒沢清氏が受賞した。また、現場を支える優秀スタッフ賞には3名が選ばれている。

作品賞は源孝志監督の『木挽町のあだ討ち』が受賞

京都映画賞会員の投票によって決定される作品賞には、源孝志監督の『木挽町のあだ討ち』が選ばれた。受賞作品には、トロフィーおよび副賞として賞金10万円が贈呈される。

同作は、江戸の芝居小屋の近くで起きた美しいあだ討ちの裏に隠された秘密を追う謎解き仕立ての時代劇で、柄本佑氏、渡辺謙氏、長尾謙杜氏、北村一輝氏、瀬戸康史氏らが主なキャストを務めている。

選考は、令和7年9月~令和8年7月に1週間以上有料劇場公開された劇映画等の長編(概ね60分以上)作品のうち、京都が題材、舞台、撮影、ロケ地となるなど京都に所縁のある12作品を対象に実施された。令和8年8月1日~令和8年9月30日に行われた会員投票(投票総数1420票)によって受賞が決定した。

牧野省三賞に黒沢清監督、優秀スタッフ賞に3名

映画表現の可能性を追求し映画産業や映画文化振興に顕著な功績のあった京都に所縁のある人物を表彰する牧野省三賞には、黒沢清監督(71歳)が選ばれた。実行委員会参画団体から推薦された候補者を審査委員会で選考して決定したもので、トロフィーと副賞の賞金100万円が贈られる。大学時代から8ミリ映画を撮り始め、『CURE』で世界的な注目を集めた黒沢監督は、最新作としてカンヌ映画祭プレミア部門に招待された初の時代劇『黒牢城』を手掛けている。

京都の映画産業や映画文化振興に顕著な功績を挙げたスタッフを顕彰する優秀スタッフ賞(トロフィーおよび副賞として賞金10万円)には、以下の3名が選出された。

  • 岸本学氏(52歳・劇用馬調教)

岸本乗馬センターで馬や牛の世話・調教を手掛け、平成6年から撮影現場に参加。「水戸黄門」「暴れん坊将軍」などのドラマや、映画『レジェンド&バタフライ』『室町無頼』『黒牢城』等にホースコーディネーターとして携わる。

  • 鈴木和幸氏(70歳・特殊造形)

昭和57年に東映京都撮影所を拠点にキャリアを開始し、「影の軍団」シリーズでデビュー。「科捜研の女」などのドラマや『レジェンド&バタフライ』『室町無頼』などの映画で成型技術を発揮し、第30回日本アカデミー賞協会特別賞を受賞している。

  • 田嶋なつ代氏(45歳・背景)

平成16年に東映京都撮影所背景部へ入所し、映画「男たちの大和」などを経て文字職人として活躍。近年も映画『木挽町のあだ討ち』『国宝』『花まんま』や、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」「カムカムエヴリバディ」などで看板や書状等の劇中文字を担当している。

※年齢はすべて受賞日(令和8年12月12日)時点。

12月12日に京都文化博物館で表彰式・上映会を開催

表彰式および作品賞受賞作品の上映会は、2026年12月12日(土)に京都文化博物館 3階フィルムシアターで開催される。優秀スタッフ賞のゲストプレゼンターとして、京都映画賞名誉会員の俳優・里見浩太朗氏が登壇する予定だ。

参加は京都映画賞会員を対象とした事前申込制となっており、専用ページから応募を受け付ける。

  • 日時:2026年12月12日(土)12時30分~16時(終了予定)
  • 会場:京都文化博物館 3階フィルムシアター
  • 申込期間:2026年11月6日(金)~11月24日(火)午後6時まで
  • 結果連絡:2026年11月27日(金)以降にメールで通知(応募多数の場合は抽選)
  • 詳細ページ:https://filmaward.kyoto/ceremony/
  • 会員登録ページ:https://filmaward.kyoto/members/

関連イベントや配信企画も展開

関連企画として、第18回京都ヒストリカ国際映画祭において「牧野省三賞受賞記念 黒沢清監督スペシャルトーク」が開催される。2026年12月13日(日)10時30分~13時30分頃(予定)に京都文化博物館 フィルムシアターで最新作『黒牢城 モノクロ特別版』を上映後、トークイベントを実施する(詳細:https://historica-kyoto.com/ )。

また、動画配信サービス「U-NEXT」では「映画で京都を楽しもう!」をコンセプトに、京都映画賞のノミネート作品を含む京都ゆかりの映画作品を紹介している(特設ページ:https://video.unext.jp/browse/feature/FET0012322 ※過去ノミネート作品の全てを紹介しているわけではない。視聴には有料会員登録が必要)。

京都映画賞は、「日本映画発祥の地・京都」の映画文化のさらなる振興と持続可能な担い手の育成に寄与することを目的に、2022年9月に創設された。

本記事は京都映画賞実行委員会の発表をもとに作成。

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