Funds Startups、ONSOHへ転換社債で資金提供 初案件
Funds Startups株式会社が運営するFunds Venture Debt Fund 2号投資事業有限責任組合は、ONSOH株式会社に対して転換社債による資金提供を実行した。Funds Startupsおよび同社が運営するファンドにおいて、転換社債での資金供給は今回が初となる。
ONSOHは大分県別府市を拠点に、別府温泉由来の微細藻類を活用した畜産・水産向けバイオ素材「RG92」の開発などを手掛けている。
畜産・水産分野では、世界的な人口増加や食の多様化に伴い、生産性の向上、環境負荷の低減、抗生物質に頼らない健康管理が求められている。ONSOHが開発する「RG92」は、別府温泉の高温・高ミネラル環境で育つ独自株の微細藻類から抽出した機能性バイオ素材で、牛、豚、鶏、魚といった多様な動物種への適用を進め、大学や研究機関、生産現場で有用性の検証を重ねている。
研究開発型のディープテック・スタートアップは、技術の確立から商用化や量産化までに時間と資本を要するため、エクイティのみに依存した調達では経営者や株主持分の希薄化、資本効率の悪化を招きやすい課題がある。Funds Venture Debt Fund 2号投資事業有限責任組合は、ベンチャーデット、補助金ブリッジファイナンス、転換社債型新株予約権付社債(CB)を組み合わせ、成長段階に応じたテーラーメイド型の資金供給で課題解決を目指している。
温泉藻類を活用したバイオ素材を国内外へ展開
ONSOHは「温泉藻類の力で世界の畜産・水産にイノベーションを。」をミッションに掲げ、別府温泉由来の微細緑藻「RG92」から抽出した天然エキスを活用した飼料添加物の研究開発および販売を行っている。腸内環境や自然免疫へ働きかける独自素材を通じ、家畜や養殖魚の健康維持や生産性向上を目指す。国内での販売に加え、インドや東南アジアなどの海外市場へも展開を進めている。
ONSOHの代表取締役である松村 暁祐は、今回の調達を通じて研究開発と営業体制を強化し、国内での導入拡大と海外パートナーとの連携を進めていく考えを示した。また、Funds Venture Debt Fundのエグゼクティブディレクターを務める武田真樹子は、同社が生産者のニーズを捉えながら国内外で展開する取り組みや成長への期待を述べ、事業拡大や海外展開に向けた挑戦を後押ししていくとしている。
関係各社の概要
本件に関わる企業の概要は以下の通り。
- Funds Startups株式会社
- 本社:東京都渋谷区
- 代表取締役:前川 寛洋(元記事内表記:前川寛洋)
- 設立:2023年12月(ファンズ株式会社の100%子会社)
- URL:https://social.funds.jp/fsrelease
- ONSOH株式会社
- 本社:大分県別府市
- 代表取締役:松村 暁祐
- Funds Venture Debt Fund 2号投資事業有限責任組合
- 位置づけ:オールステージ・ディープテック・デットファンド(2026年6月末に1st Closeを完了)
本記事はFunds Startups株式会社の発表をもとに作成。
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