オカムラが有機系廃棄物の炭や非食用米樹脂などを家具素材に活用する取り組みを開始
株式会社オカムラは、有機系廃棄物を炭化させた炭を原料とする「.Garbon Synthetic Leather(ガーボンシンセティックレザー)」やリサイクルフェルト、非食用米由来の樹脂素材を家具の材料として活用する取り組みを始めました。
リサイクルが困難な廃棄物の焼却や埋め立て処分に伴うCO2排出、最終処分場のひっ迫といった社会課題に対応する狙いがあります。同社は2050年カーボンニュートラルの実現に向け、廃棄物から生まれたサステナブル素材を用いた新たな製品開発を進める方針です。
有機系廃棄物の炭を配合した合成皮革の製品化
オカムラは、株式会社Gabが展開する新循環ソリューション「.Garbon」において、炭化技術を持つ株式会社大木工藝、合成皮革メーカーの共和ライフテクノ株式会社との4社共同プロジェクトに参加しています。リサイクルが難しいとされる有機系廃棄物を炭化した炭を配合した合成皮革「.Garbon Synthetic Leather」を使用し、オフィス家具としての製品化を目指すとともに、新たな資源循環モデルの構築に取り組んでいます。
イスのプロトタイプとしては、自社工場から排出した張材やウレタンなどの廃棄物を炭化させた炭をPUレザー(生地にポリウレタン樹脂を表面コーティングして作られた合成皮革)の原料とし、シーティング「Emino(エミーノ)」を制作しました。炭化前の廃棄物の見た目に左右されず、上質な意匠を実現したとしています。なお、この「.Garbon」の4社共同プロジェクトは、2026年8月に「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」においてリジェネレーション賞を受賞しています。
廃棄生地を活用したリサイクルフェルトの天板とシェル
循環型社会の実現を目指す京都工芸繊維大学発のベンチャー企業である株式会社colourloopとの共創では、廃棄生地をリサイクルしたフェルトをテーブル天板やイスのシェルに活用する製品開発が進められています。
株式会社colourloopは独自技術「Colour Recycle System」を活用し、廃棄繊維を色で分別してフェルトや糸、樹脂成形品、紙、ボードなどの素材へアップサイクルしています。オカムラはプロトタイプとして、自社工場で排出した端材と古着由来の端材を組み合わせてアップサイクルしたフェルト素材を、ミーティングテーブル「Unity(ユニティ)」の天板や、カフェチェアシリーズ「Amita(アミタ)」の背座シェルに展開しています。
非食用米由来の国産バイオマスプラスチックの共同開発


株式会社ライスレジンが開発・製造を手掛ける、非食用米を独自の技術でアップサイクルした国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」についても、オカムラのオフィス家具へ展開するための共同開発が進められています。素材が持つ色味を生かし、環境配慮と意匠性の両立を目指すとしています。
本記事は株式会社オカムラの発表をもとに作成されています。
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