土屋共創プラットフォームの社外取締役に株式会社くらしあす代表の坂本孝輔氏が就任
株式会社土屋共創プラットフォームは、株式会社くらしあす代表であり、東京都認知症介護指導者・介護福祉士の坂本孝輔氏を社外取締役として迎え入れた。同社が属する土屋グループでは、これまでも坂本氏による勉強会や委員会活動を通じた連携を行っていた。今後はその関わりを事業推進へと発展させ、同氏の知見を現場教育や仕組み化、サービス品質向上へとつなげていく方針だ。
就任の背景と今後の展開
土屋グループは、重度訪問介護を中心とした障害福祉サービスに加え、高齢福祉領域においてデイサービス、定期巡回、グループホーム等の事業を展開している。高齢化が進む中、認知症のある方への支援においては、知識や技術の習得に加え、本人の生活や関係性、役割、感情を日々のケアの中でどう実践していくかが重要になっている。
一方で、ケアの質が個々の職員の経験や感覚に支えられている面も大きく、優れた実践を組織全体に広げる難しさがあった。これまで同グループでは坂本氏による勉強会や委員会活動を通じて知見を共有してきたが、委員会活動という位置づけでは事業全体への実装や継続的な改善に限界もあったという。
今後は社外取締役として、デイサービス、定期巡回、グループホーム等を横断して関与する予定となっている。特にグループホーム領域では、初期段階から「いい人メソッド」の考え方を導入し、現場での実現に向けた取り組みを進めるとしている。

「いい人メソッド」は、坂本氏がこれまでの実践や研修を通じて伝えてきた認知症ケアの知見をベースに、現在土屋共創プラットフォームと共に体系化を進めているものだ。
認知症によって壊れやすくなる人と人との関係を介護の力で保ち、取り戻し、新しく築いていくという考え方が中心にある。個々のケアの成功だけを目指すのではなく、まず認知症のある方にヘルパーを「安心できる人」「自分を大切にしてくれる人」と感じてもらえる関係をつくり、そこを土台に具体的なケアの方法を考えていくアプローチをとる。今後は坂本氏の監修のもと、研修や現場支援に取り入れ、各事業所で実践できる形として体系化していく予定だ。
坂本孝輔氏の経歴とコメント
坂本孝輔氏は1974年生まれ。介護専門学校を卒業後、特別養護老人ホーム、訪問介護、ケアマネージャー、福祉用具、小規模多機能、グループホーム等の現場経験を経て、2012年に株式会社くらしあすを起業した。通所介護事業(デイサービス)等を運営しながら、認知症ケアをライフワークとして施設や家族介護の課題解決支援、研修講師、執筆活動等を行っている。共著に『認知症の人の「かたくなな気持ち」が驚くほどすーっと穏やかになる接し方(すばる舎)』『不適切な認知症ケアを防ぐ60のヒント: 「よかれと思って」の落とし穴(中央法規出版)』がある。
就任にあたり坂本氏は、「認知症ケアは、認知症のある方への関わり方だけで完結するものではありません。チームのあり方、職員同士の関係性、事業所の空気、そしてその人がどうすれば安心して暮らせるかという視点がすべてつながっています。土屋の皆さんと一緒に、現場で実践できる形をつくっていきたいと思います」とコメントしている。
関連組織の概要
株式会社土屋共創プラットフォーム
- 代表取締役:髙濵 将之
- 本社所在地:岡山県岡山市北区下石井二丁目10番12号
- 事業内容:子会社の経営管理および経営指導、介護・福祉・医療事業の事業承継に関する業務、会社に対する共通機能の提供(経営統括・ガバナンス・運営管理・グループサポート・シンクタンク)
- URL:https://tsuchiya-ccp.co.jp/
土屋グループ
- 持株会社:株式会社土屋ホールディングス
- グループ会社:株式会社土屋ケアサービス、株式会社土屋ケアカレッジ、株式会社土屋共創プラットフォーム株式会社土屋ホールディングス
- グループ代表:高浜敏之
- 本部所在地:岡山県岡山市北区下石井2丁目10番12号7階
- グループ事業:介護・福祉サービス、介護人材の育成・研修、調査・研究、出版、その他社会課題の解決に関する事業
- URL:https://tcy.co.jp/
本記事は株式会社土屋共創プラットフォームの発表をもとに作成。
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