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アスメック、Solectrix製の画像処理プラットフォームSXVPUを取り扱い開始

神奈川県横浜市に本社を置くアスメック株式会社は、ドイツのSolectrix社が手掛ける画像処理プラットフォーム「SXVPU」の取り扱いを11月2日に開始しました。

本製品は、ISPの調整から画質評価までカメラ開発を支援するプラットフォームです。産業車両や建設機械、ロボティクス分野などで需要が高まる周辺環境認識や物体検出において、低遅延な画像処理と柔軟なシステム構築に対応します。

SXVPUの特徴と技術仕様

SXVPUは、AMD Kria System-on-Module(SOM)を採用し、プログラマブルロジックとプロセッサーを組み合わせた構成となっています。カメラから取得した画像を圧縮前に直接処理することでデコード工程を省き、低遅延な処理を可能にしています。

複数カメラの映像取得とリアルタイム処理にも対応しており、公開事例では最大4台・合計800万画素のカメラを用いて、画像取得後10ミリ秒以内のEthernet伝送を実現した実績があります(特定のシステム構成における実装例であり、すべての構成で同一性能を保証するものではありません)。また、H.264/H.265映像エンコードに対応し、構成に応じて最大4K映像のストリーミングを行えます。

筐体は産業環境を想定した設計で、モデルに応じたIP保護等級に対応します。なお、開発用の「SXVPU DevKit」は保護等級IP65でHDRカメラ4台やケーブル類が付属する一方、量産筐体はIP67となるなど仕様が異なります。AI Modelの演算性能やオプションの最大8カメラ対応鳥瞰アプリケーションは、全モデル共通の標準仕様ではありません。

主な活用シーン

本製品は、以下のような分野での活用が想定されています。なお、安全関連機能への適用には、システム全体での安全性評価および関連規格への適合確認が必要とされています。

  • 建設機械・産業車両:周辺環境監視、人物検出、作業状況の画像解析
  • 農業機械:作物列の検出、走行支援、作業状況の監視
  • ロボティクス:撮像条件の設定による画像取得・処理システムの構築
  • AGV・AMR:無人搬送車や自律走行搬送ロボット向けの環境認識
  • 産業用マシンビジョン:画像取得、前処理、AI画像解析、映像伝送を組み合わせたシステム開発

海外での展開と国内サポート

Solectrix社のSXVPUは、AMD公式ケーススタディや技術メディア「Electronic Engineering Journal」で紹介されているほか、2026年4月にはStreamPlay社との協業を通じて北欧市場での展開が発表されています。

国内で取り扱いを開始したアスメック株式会社では、SXVPUの販売や技術相談を受け付けるほか、同社が従来取り扱っている映像取得・再生システム「proFRAME」や画像処理ラピッドプロトタイピングシステム「SXIVE」とあわせた支援体制を整えています。

企業概要

アスメック株式会社

  • 所在地:〒225-0015 横浜市青葉区荏田北3-1-2向山ビル3F
  • 事業内容:カメラモジュール、AIoT、ECU、車載製品の輸入販売サポート付き
  • 公式サイト:https://www.asmec.co.jp/

Solectrix GmbH

  • 所在地:ドイツ
  • 事業内容:電子機器・組込みシステム開発(映像処理、画像取得、組込みビジョン分野など)
  • 公式サイト:https://solectrix.de/

本記事はアスメック株式会社の発表をもとに作成されています。

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