モリトーが介護リフト用スリング選定アプリを無料公開 約1分で候補や理由を表示
介護リフト「つるべー」などの製造・販売を手がける株式会社モリトーは、介護リフト用スリング(吊り具)の選定を支援するアプリ「モリトースリング選定」を、2026年9月24日よりApp Storeにて無料で公開した。
同アプリは、利用者の身長や体重、首の据わりといった身体状況を選ぶことで、約1分で候補となるスリングや選定理由、TAISコードを表示する。初めて介護リフトを使用する家族をはじめ、ケアマネジャー、理学療法士、作業療法士、福祉用具専門相談員などの専門職まで幅広い利用を見込んでいる。

開発の背景
介護リフトで移乗する際に利用者の身体を直接支えるスリングは、身体状況によって適した機種が異なる。そのため介護の現場からは、リフトは決まったもののスリングの選び方が分からないという声や、カタログを見ても機種の違いが分からないといった声が寄せられていた。
株式会社モリトーは創立90周年を前に社内にAI開発室を立ち上げ、30年以上にわたる介護現場での知見をもとにスリング選定支援アプリを開発した。専門職でなくてもスリング選びの最初の一歩を踏み出せる環境の提供を目指している。




身体状況などの項目を選択していくことで、約1分で選定結果が表示される。脚部切断や起立性低血圧、褥瘡の有無といった注意を要する条件も最初に確認する仕様となっている。
主な特徴は以下の通り。
- 居室(ベッド⇔車いす)、トイレ、入浴、車への移乗、段差の解消、床からの持ち上げなど、使用する場面に応じた選定が可能。通気性を重視したメッシュや肌触りのよいボア、頸部の保護といった素材の希望も指定できる。
- 株式会社モリトー製のスリングの中から候補を最大3機種、製品写真とともに表示し、選定の根拠もあわせて提示する。
- 介護保険の給付事務に使用するTAISコードのほか、適用身長の目安、耐荷重を表示する。
- 肩抜きなど、装着時に注意すべき点や禁止事項を確認できる。
- 入力内容は外部に送信されず端末内でのみ動作する設計で、個人情報の入力欄は設けられていない。
利用にあたっての注意点
同アプリが提示するのはスリング選定の方向性であり、現在の身体状況から導き出されている。生活環境や生活動線、介助者の状況は考慮されていないため、最終的な選定は生活の様子を確認した上で専門職が行う必要がある。また、最終決定の前には実機でのフィッティングが必要とされており、実機のお試しについては最寄りの介護ショップ(福祉用具貸与事業所)への相談を促している。なお、本アプリは医療機器ではなく、診断や治療の判断は行わない。
2026年10月7日(水)〜9日(金)に東京ビッグサイト東展示棟で開催される「H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム」の同社ブース(東3ホール 3-17-02)でも、本アプリが紹介される予定となっている。
アプリの基本情報は以下の通り。
- アプリ名:モリトースリング選定
- 価格:無料
- 対応機種:iOS 17.0以降(iPhone/iPad)
- 対象製品:株式会社モリトー製のスリング
- 提供元:株式会社モリトー
- 公開日:2026年9月24日
- App Store:https://apps.apple.com/jp/app/id6795454482
株式会社モリトーの概要は以下の通り。
- 所在地:〒491-0074 愛知県一宮市東島町3-36
- 代表者:代表取締役会長 森島勝美/代表取締役社長 石田和彦
- 設立:1937年1月
- 資本金:1,000万円
- 事業内容:介護リフト「つるべー」、介護リフト用スリング(吊り具)、移乗を支援する「移座えもんシリーズ」、リハビリ用免荷式歩行リフト「TAN-POPOシリーズ」の製造販売、介護保険法に基づく福祉機器のレンタル及び販売
- URL:https://www.moritoh.co.jp/
本記事は株式会社モリトーの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



