エリクソンが自律型NW向けにGitOpsベースの宣言型管理機能を導入
エリクソンは、クラウドネイティブコアネットワーク向けに、GitOpsベースの宣言型ライフサイクル管理および構成管理を導入したことを発表しました。通信事業者のクラウド運用モデル強化とソフトウェア管理の簡素化を図り、大規模な自律型ネットワークの基盤を提供します。すべてのクラウドネイティブなデュアルモード5Gコアネットワーク機能(CNF)に対応し、今後はコアネットワークの全ポートフォリオに展開される予定です。
宣言型ワークフローへの移行とGitOpsの導入
エリクソンは、クラウドネイティブコアの運用強化に向け、決められた手順に沿って進める方式から、目指すネットワークの状態を定義して自動反映する「宣言型」のワークフローへ移行しています。リソースレベルのインテントをサポートすることで、自動化機能を強化し、日々の運用や新機能・サービスの導入を効率化します。
Ericsson Intelligent Coreの新たな要素となる本機能は、AIドリブンの洞察とインテントベース、クローズドループオペレーションを組み合わせます。GitOpsでは、宣言された望ましいネットワーク状態が唯一の信頼できる情報源となり、Gitによるバージョン管理と自動照合プロセスを通じて、実際のネットワークが望ましい状態と一致するように動作します。これにより、AIによる知見に基づく変更や更新を迅速に適用し、自律型ネットワークの大規模展開や複雑な運用の管理に対応します。
スイスコムはエリクソンと連携し、自社の自動化の取り組みと併用する形でこの新機能をネットワークに統合しました。その結果、アップグレードにかかる時間を60%短縮し、ネットワークサービスの設定時間を97%短縮しました。また、月次メンテナンスや夜間の手動アップグレードから、通常の勤務時間内に行う自動化されたソフトウェアデリバリーと変更管理への移行も進めています。
同社は現在、ローミングパートナーの設定などをAIドリブンで自動化するユースケースの開発など、さらなる活用分野を検討しています。スイスコムの上席副社長モバイルネットワーク&サービスのフィリップ・ビクセル氏は、このアプローチが自社をTechCoへと発展させるうえで重要な役割を果たしたと述べています。
エリクソンは、Git互換のソフトウェアパッケージを導入し、ソフトウェアアップデートの構成や適用にはEricsson Orchestratorなどの既存機能を活用できます。本アプローチは、In-Service Software Upgrade(ISSU)をサポートするCI/CDパイプラインと連携するほか、マルチベンダーサポート向けに他のエリクソン製品と統合し、Ericsson Intelligent Automation Platformアーキテクチャとの整合を促進します。
エリクソンのコアネットワーク責任者であるモニカ・ゼッツゾンは、GitOpsによる宣言型管理の提供について、「通信事業者により高い運用効率、スケーラビリティをもたらし、最終的に新たな成長機会を支援します」とコメントしています。
- 概要: 通信事業者や企業にモバイル通信とコネクティビティのソリューションを提供する通信テクノロジー開発企業
- 公式Webサイト: www.ericsson.com
本記事はエリクソンが2026年11月3日に発表した報道資料をもとに作成されました。
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