テクノホライゾンが高校生向け画像処理体験プログラムパッケージを展開へ
テクノホライゾン株式会社は、高校生を対象に画像処理の技術を通じて数学や情報と実社会のつながりを体験的に学べる「画像処理体験プログラムパッケージ」のサービスを今後展開する予定です。スマートフォンの写真加工を入り口とした学習パッケージで、全2時間程度の内容で構成されています。
開発の背景と学校現場のニーズ
2040年に向けて労働力不足やAI・理系人材の不足が深刻化するなか、文部科学省の「高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)」にある「N-E.X.T.ハイスクール構想」などにおいて、文理の枠にとらわれない新しい価値を創造する人材の育成が急務とされています。
同社が現場の教員へヒアリングを行うなかで、企業と連携した身近な技術から学べる内容や、数学と社会・職業との関係を学べる授業、学校だけでは伝えにくい技術が製品や市場でどう活用されているかを学ぶ機会を求める意見が寄せられました。これら学校現場の声を受けて本パッケージが開発されました。
数学の学びと社会の技術を直感的に連結
本プログラムは、座学に加えて「ELMO画像処理体験ツール」および教育機関向け写真編集ソフト「デイジーピックス」を用いた体験で構成されます。
専用の体験ツールを通じて、「明るさ調整」は一次関数、「ネガポジ反転」は補数、「モノクロ処理」は平均値、「セピア処理」は比率といったように、数学の授業で学ぶ数式が実際の画像処理技術にどう生かされているかを直観的に学びます。ボタン操作による視覚的な変化を体験できるため、プログラミング経験に関わらず取り組むことができます。さらに、複数のフィルターの組み合わせによる処理時間や消費電力の変化を計測・可視化し、限られた電力で最適解を導き出すエンジニアの試行錯誤プロセスを体験できます。
ツールの体験後は「デイジーピックス」を使い、学校のイメージを伝えるアルバム作りなどの目的別画像制作を行うほか、ソフトウェア開発者のインタビューを通じて理数系キャリアへの興味関心を広げます。
先行実施の成果と2つの提供形式
2026年7月に私立高等学校2年生を対象に先行実施されたプログラムでは、事後アンケートの「全体的な満足度」および「画像処理体験のおもしろさ」において、それぞれ100%(とても満足/面白かった・満足/面白かったの合計)の評価を獲得しました。参加生徒からは、フィルター処理が色を数値化して計算していることへの理解や、数学や物理が技術を支える重要性、人材不足といった社会課題に関する感想が寄せられました。
提供パッケージは、各学校のニーズに合わせて以下の2種類が用意されます。
- 画像処理体験パッケージ(動画等プログラムコンテンツのみ / 1 年間利用):プログラム案、スライド、ワークシート、体験ツール、コンテンツ動画を提供
- 画像処理体験講師出張プログラム:同社のプログラム実施者を現地に派遣して実施
今後の展開と会社概要
同社は今後、N-E.X.T.ハイスクール構想をはじめとする高校教育改革や探究学習、STEAM教育、キャリア教育の推進に向けて学校、大学、企業などとの連携を拡大していく方針です。画像処理技術やロボティクスなどを入り口に、学校で学ぶ知識と社会の技術をつなぐ学習機会の提供を目指すとしています。
- 社名:テクノホライゾン株式会社(STANDARD:証券コード6629)
- 本社所在地:名古屋市南区千竃通二丁目13番地1
- 代表者:代表取締役社長:野村 拡伸
本記事はテクノホライゾン株式会社の発表をもとに作成されています。文部科学省「高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)」の情報も参照しています。
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