サニックスのDE&I推進をダイバーシティのすすめが支援 導入事例を公開
株式会社Colorida Styleが運営する「ダイバーシティのすすめ」は、株式会社サニックスに対するDE&I推進に向けたデータ整備やダッシュボード構築、定量データによる現状分析・施策方針整理の支援を行い、本取り組みを導入事例として公開しました。
支援の背景と抱えていた課題
株式会社サニックスは、2024年の分社化後、2025年に「DE&I with H(ホスピタリティ)」を経営戦略の柱に掲げ、社長室を中心に一般事業主行動計画を策定しました。一方で、男性従業員比率が高い中で目標数値に近づくための現状を正確に把握できていない点や、行動計画の検討が上層部中心で現場が認識・理解する仕組みがないといった課題を抱えていました。また、人事情報や勤怠、賃金、採用、育休などのデータは管理していたものの分析や数値モニタリングの運用はこれからであり、売上を重視する組織風土の中で現場への浸透度を客観的に測れていない状況がありました。
2026年6月から8月までの約3か月間、人事・総務イノベーション本部と検討を進め、以下の施策を並行して実施しました。
- DE&I推進に向けたデータ整備:女性管理職比率、男性育休取得率、男女間賃金格差、障害者雇用比率などの開示義務指標を中心に、モニタリングすべき指標の整理と算出式標準化に取り組み、月次でモニタリングできる体制を構築
- ダッシュボードの構築:全社および拠点別の開示義務指標と、厚生労働省「えるぼし」認定の取得可否の判定ページを構築し、指標ごとのKPI設定により月次で達成状況を確認できる状態を整備
- 定量データによる現状分析:「本社」と「現場」を切り口に、ジェンダーの視点から従業員比率・管理職比率、勤続年数・残業時間、採用競争倍率などを突き合わせ、組織ごとの風土を可視化して課題を抽出
- 施策方針の整理:分析結果をもとに「営業職の女性採用・登用を増やすこと」を優先方針として確認し、今後の取り組みを「風土・制度・意識」の観点で整理
担当部門による評価と代表コメント
サニックスの担当部門からは、育休取得100%などの具体的な数字を掲げてモニタリングすることで現場への個別アプローチをタイムリーに行えるようになった点や、人事が保有するデータを月次で更新して経営層へ定期報告する下地が整った点が評価されています。また、数字で示されたことで、結果を受け止めて乖離をどう埋めるかに議論の焦点を当てられるようになったとしています。
ダイバーシティのすすめの代表を務める室田 美鈴は、50年続いた社風を変えていく覚悟と、自社の現在地を正しく知ることを選んだ姿勢が印象的であったと振り返り、次のようにコメントしています。
「分析では、本社と現場の間にある課題の違いが数字から読み取れました。その結果を受け止め、『乖離をどう埋めるか』に議論を向けられたことが、次の一歩を早めたと感じています。IncluMoは、お持ちのデータを定期的に追える形に整え、経営層と現場が同じ数字を見て対話できる状態をつくることを引き続き目指していきます。」
今後の展開
サニックスでは現在、DE&I with Hの本格的な推進に向けて3か年計画やKPIの策定、現場ヒアリングを検討しています。営業職の女性が働ける環境づくりや新サービスの開発など現場での取り組みも進んでおり、今後はダイバーシティのすすめがアドバイザリー支援として伴走しながら、社内外のブランディング施策を取り入れつつ施策設計を共に進めていく予定です。
関連サービスおよび両社概要
IncluMo(インクルモ)は、社内データを複合的に分析してDEI推進上の課題やボトルネックを洗い出し、施策の効果測定やモニタリングまでを支援するサービスです。開示義務指標の集計自動化や一般事業主行動計画の自動生成などに対応しています。

株式会社サニックス
- 設立:2024年10月(株式会社サニックスホールディングスの100%出資子会社として設立)
- 従業員数:1,053名(単体、2026年4月時点)
- 所在地:福岡県
- URL:https://sanix.jp/
株式会社Colorida Style
- 代表者:室田(松平) 美鈴
- 所在地:東京都
- 設立:2024年3月
- 事業内容:ダイバーシティ経営コンサルティング、DE&I研修、IncluMoの提供ほか
- URL:https://diversity-susume.com/
本記事は株式会社Colorida Styleの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



