グッチがパリのモンテーニュ通りに新旗艦店を10月30日オープンへ
グッチは、リテールビジョンを体現する新たなショップコンセプトを発表した。その第一弾として、パリのモンテーニュ通り56番地に旗艦店を10月30日よりオープンする。同店舗は4フロア、総面積1,480平方メートルにわたり、建築空間とプロダクト、体験を融合させたブランドの世界観を展開する。
今回のコンセプトは、9月25日にミラノで開催された2027年春夏コレクション「The Store Show」の舞台美術を通じて探求されたアイデアを、恒久的なリテール空間へと昇華させたものとなる。イタリアの歴史や現代文化、顧客体験を重視する姿勢を基盤とし、今後はグッチのショップネットワークへ段階的に導入される方針だ。


空間構成の着想源にはイタリア・ルネサンス期のパラッツォ(邸宅建築)が用いられている。また、建築家 ピエロ・ポルタルッピの思想を想起させる1930年代の合理主義建築によるプロポーションや厳格さに加え、1950年代から1970年代のミラノのインテリアに着想を得たディテールを取り入れ、温もりや職人技、モダンな個性を表現している。
多彩な素材とプライベート空間の配置

店内では、相互につながる空間が連続して配置されており、訪問者を奥へと導く構造になっている。体験の終着点として、2階にはプライベート空間「Gucci Appartamento」が設けられた。
素材の選定にもイタリアの建築文化が反映されている。ミラノの街並みと結びつきの深いチェッポ・ディ・グレをはじめ、多様な色調のトラバーチン、エンペラドールやブレッチャの大理石、ヴィクトリア・レジア・グリーンストーン、ブロンザイトといった石材を採用した。さらにウォルナット、ゼブラウッド、チークなどの木材やラッカー仕上げの表面、テラゾー、顔料を用いたコンクリートを組み合わせ、部屋ごとに異なる表情を持たせている。
発見を促すプロダクト構成
店内のコレクションは空間そのものと一体化するように構成されている。一目で全体を見渡すのではなく、空間を巡りながら探索することで段階的に商品と出会えるよう設計された。家具、オブジェ、アート作品、商品がひとつの世界観の中で共存し、発見のプロセス自体がリテール体験の一部となるよう意図されている。
店舗およびブランドの概要
新店舗およびグッチの概要は以下の通り。
- 店舗名:GUCCI PARIS FLAGSHIP MONTAIGNE
- 所在地:75008 Paris, 56 Avenue Montaigne
- 創設:1921年(フィレンツェ)
- 社長兼CEO:フランチェスカ・ベレッティーニ
- アーティスティック・ディレクター:デムナ
- 所属グループ:ケリング
- 公式サイト:www.gucci.com
本記事はグッチの発表をもとに作成。
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