WOWOWが通期業績予想を修正 Lemino承継で増収減益を見込む
WOWOWは、2027年3月期第2四半期累計期間(2026年4月1日~2026年9月30日)において営業外収益(為替差益)を計上するとともに、業績予想と実績値の差異および2027年3月期通期業績予想の修正を発表した。株式会社NTTドコモよりエンターテインメント映像コンテンツ配信事業「Lemino」を承継した影響などを織り込んでいる。なお、配当予想については前回発表予想から変更はないとしている。
為替差益4億94百万円を営業外収益に計上
2027年3月期第2四半期連結累計期間において、為替相場の変動に伴い為替差益4億94百万円を営業外収益に計上した。これは主に、外貨建債務の為替予約に対する為替差益や、外貨建債務の評価替えにより発生したものと説明している。
第2四半期業績予想と実績値の差異



2026年5月15日に公表された第2四半期業績予想と実績値には差異が生じた。
連結の売上高は、メディアコンテンツセグメントの会員収入およびプロダクション事業の外部受託や、テレマーケティングセグメントの外部受託が想定を下回ったことにより、前回予想を下回る結果となった。一方で営業利益は単体の費用減少などにより前回予想を上回り、経常利益および中間純利益についても、営業利益までの増加に加え為替差益の発生によって前回予想を上回った。
個別業績においては、会員収入の減少で売上高が前回予想を下回ったものの、番組費や広告宣伝費などの一部費用が第3四半期以降へずれ込むことや為替差益の発生により、経常利益および中間純利益は前回予想を上回っている。
WOWOWLemino設立に伴う通期業績予想の修正
2026年4月1日~2027年3月31日を対象とする2027年3月期通期業績予想数値の修正も行われた。同社は2026年10月1日付で、NTTドコモよりエンターテインメント映像コンテンツ配信事業「Lemino」を承継し、同日にNTTドコモとの合弁会社である株式会社WOWOWLeminoを設立している。
連結売上高は、第3四半期よりWOWOWLeminoを連結子会社としたことで、前回予想を上回る見通しとなった。利益面では、既存事業は概ね当初計画通りに進捗しているものの、第3四半期より連結子会社となったWOWOWLeminoにおいて事業拡大に向けたコンテンツやマーケティング施策の強化に伴う費用投下により営業赤字を見込んでいることから、前回予想を下回る見通しとしている。
個別の通期予想については、グループ内取引の増加により売上高が前回予想を上回る見通しである。経常利益はグループ内取引の増加による費用増加を見込む一方、為替差益等の計上により前回予想を上回る見通しだが、当期純利益は法人税等調整額の増加により前回予想を下回る見通しとなっている。
配信事業承継に伴い加入計画の予想も見直し
第3四半期よりエンターテインメント映像コンテンツ配信事業「Lemino」を承継したことや、WOWOWの加入計画を見直したことに伴い、2027年3月期加入計画の予想も修正された。前回発表予想ではWOWOWの加入件数を記載していたが、今回の修正予想ではWOWOWおよびWOWOWLeminoの有料会員数を合算した加入件数としている。
なお、同社は公表した予想について、発表日現在において入手している情報や合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等はさまざまな要因により大きく異なる可能性があるとしている。

本記事は株式会社WOWOWの発表をもとに作成
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