JR東日本代表のクラスター、東京都のTIB CATAPULTに採択
東日本旅客鉄道(JR東日本)が代表企業を務めるイノベーションクラスター「Planetary Health GATEWAY」が、東京都の「グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業(TIB CATAPULT)」に採択された。同クラスターは、人の経済活動が健康や環境に与える影響を捉え、「人・街・地球」が良好に保たれる持続的なくらしを目指す「プラネタリーヘルス」領域のスタートアップ支援を行う。東京都の支援のもと、TAKANAWA GATEWAY CITYなどを実証フィールドとして活用し、事業創造と社会課題解決を目指す。
東京都は、イノベーション拠点「Tokyo Innovation Base」(TIB)を起点として、成長可能性が高い技術や産業分野を集中的に支援するため、令和6年度から「グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業(通称 TIB CATAPULT)」を実施している。大企業や投資家など複数の事業者による共同体「イノベーションクラスター」が強みを生かし、グローバルなスタートアップを育成することを支援する事業となっている。

Planetary Health GATEWAYの概要と参画組織
Planetary Health GATEWAYは、東京都をプラネタリーヘルス領域のスタートアップ集積地として発展させることを目標に掲げ、スタートアップの発掘から実証実験、社会実装、グローバル展開までを一気通貫で支援する。ビジネス創造施設「LiSH」やTAKANAWA GATEWAY CITYをはじめとする広域品川圏の実証フィールド、約100億円規模の「高輪地球益ファンド」、参画企業・団体やJR東日本グループのネットワークを活用して協働を進める。
参画している企業および団体は以下の通り(五十音順)。

- 株式会社秋田銀行
- 株式会社伊藤園
- Umios株式会社
- 大塚食品株式会社
- グローバル・ブレイン株式会社
- KDDI株式会社
- 松竹ベンチャーズ株式会社
- 株式会社西武ホールディングス
- 国立大学法人東京大学
- 東洋製罐グループホールディングス株式会社
- 株式会社三菱UFJ銀行
- 明治安田生命保険相互会社
- 株式会社リバネス
今後は、企業やアカデミア、研究機関、金融機関、支援機関などのさらなる参画を促進していくとしている。
実証実験支援型施設「LiSH」の機能と展開
拠点となる「LiSH(TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub)」は、JR東日本がTAKANAWA GATEWAY CITYで運営する実証実験支援型のビジネス創造施設である。2025年5月に開業し、スタートアップや事業会社、アカデミア、研究機関、金融機関、自治体など200社を超える企業・団体が参画している。

環境生命科学をテーマとしたウェットラボを備え、JR東日本グループ社員が伴走してマッチングから社会実装までを支援しており、開業以来約60件の実証実験を支援した実績を持つ。また、シンガポール国立大学やOne&Coなどのパートナーとの連携によるグローバル展開支援や、資金面から支援する「LiSHチャレンジプログラム」の開催も行っている。
TAKANAWA GATEWAY CITYにおけるまちづくり
品川開発プロジェクトの一環として進められているTAKANAWA GATEWAY CITYは、「Global Gateway」をコンセプトに「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として開発が進められている。
2025年3月27日にTHE LINKPILLAR 1が開業し高輪ゲートウェイ駅が全面開業したほか、2026年3月28日にはTHE LINKPILLAR 2、MoN Takanawa: The Museum of Narratives、TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCEおよび各棟周辺エリアがグランドオープンした。出土した国指定史跡の高輪築堤については、第7橋梁部および公園部の現地保存・公開を2027年度に予定している。JR東日本グループは、広域品川圏において保有ビル床面積約150万平方メートル、年間の営業収益1,000億円超の基盤を有しており、品川駅周辺エリアのまちづくりと一体となった価値向上を推進する。

本記事は東日本旅客鉄道の発表をもとに作成。

ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



