JOGMEC、豪州LNG事業参画のPEJ社全株式をJERAに譲渡
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:髙原 一郎)は、豪州ウィートストーンLNGプロジェクトに参画するパンパシフィックエネルギー株式会社(PEJ社)の保有全株式(42.08%)を株式会社JERAへ譲渡した。譲渡は2026年10月2日付で完了している。JOGMECによる出資および債務保証支援を経て、譲渡後も日本への安定的なエネルギー供給への貢献が期待されるとしている。
支援の経緯と株式譲渡の完了
PEJ社は、三菱商事株式会社、日本郵船株式会社および東京電力株式会社(JERAに承継)により、子会社PE Wheatstone Pty Ltd(PEW社)を通じた豪州ウィートストーンLNGプロジェクトへの参画を目的に2012年に設立された。
JOGMECは同年、PEJ社を出資対象、PEW社を債務保証の対象として採択し、両社によるプロジェクト参画を支援してきた。JOGMECがこれまでPEJ社に出資した額は約386億円(約3.8億米ドル)となっている。今般、JOGMECが保有するPEJ社株式の全て(42.08%)をJERAへ譲渡することを決定し、2026年10月2日付で手続きを完了した。JOGMECは今後もエネルギーの安定供給確保に向け、エネルギー開発を行う日本企業への支援を行っていく方針を示している。
豪州ウィートストーンLNGプロジェクトは、西豪州においてシェブロンをオペレーターとして推進されている。PEW社はLNGプラント事業権益8%、ウィートストーン・イアゴガス田鉱区開発権益の10%を保有する。2017年にLNGの生産を開始しており、PEW社の権益持分に相当するLNGの大部分は、長期契約に基づきJERA向けに供給されている。
生産設備としては、ウィートストーン・イアゴガス田およびジュリマー・ブルネロガス田から海上プラットフォームを経て産出される天然ガスを、全長225キロメートルの海底パイプラインを通じてアシュバートン・ノースに位置する2系列のLNG生産設備に輸送しており、年間890万トンのLNG生産能力を有している。
プロジェクトの参画事業者は以下の通り。
- LNGプラント事業者:シェブロン 64.136%、クフペック 13.4%、ウッドサイド 13%、PEW社 8%、九州電力 1.464%
- ウィートストーン・イアゴガス田鉱区開発事業者:シェブロン 80.17%、PEW社 10%、クフペック 8%、九州電力 1.83%
- ジュリマー・ブルネロガス田開発事業者:ウッドサイド 65%、クフペック 35%
パンパシフィックエネルギー株式会社は2012年5月22日に設立され、東京都中央区に本社を置く。代表取締役は佐藤文宣氏が務めている。
JOGMEC保有株式売却後の議決権比率は以下の通りとなっている。
- 株式会社JERA 50.10%
- 三菱商事株式会社 39.70%
- 日本郵船株式会社 10.20%
本記事はJOGMECの発表をもとに作成されています。
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