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東日本メディコム、在宅訪問向けAIアプリMC-Drive GOを2026年10月提供へ

埼玉県行田市に本社を置く東日本メディコム株式会社(代表取締役社長:松本 運造)は、AIアシスタント「MC-Drive」の拡張機能として、iPhone/iPad向けアプリ「MC-Drive GO」の提供を2026年10月より開始します。同アプリは、在宅患者宅や施設訪問時の会話の録音や情報撮影を行うことで、帰局後にAIが薬歴の下書き作成などを支援するシステムです。薬剤師の記録業務を効率化し、患者との対話や観察、服薬フォローなどに充てられる環境づくりを後押しします。

開発の背景と在宅医療現場の課題

高齢化の進展に伴って在宅医療へのニーズが高まるなか、厚生労働省は令和8年度診療報酬改定において「質の高い在宅医療の推進」を重点テーマの一つに掲げ、薬局に対しても在宅医療への参画を求めています。調剤分野では在宅薬学総合体制加算などの見直しが行われ、在宅薬学総合体制加算1では在宅訪問実績要件が年間24回以上から48回以上へ引き上げられるなど、実践的な取り組みへのシフトが進んでいます。

また、国が示す2040年を見据えた地域包括ケアの方向性では、85歳以上人口の増加に伴い、医療と介護の複合ニーズを有する高齢者がさらに増加すると予測されています。一方で、在宅患者宅や介護施設への訪問後には薬歴や報告書の作成など多くの記録業務が発生するほか、通信環境が不安定な訪問先ではリアルタイム入力が難しいケースもあります。こうした状況を受け、記録作業を効率化して患者と向き合う時間を創出することを目指し、同アプリが開発されました。

訪問先での記録とAIによる下書き作成機能

MC-Drive GOは、通信環境が安定しない場所でもオフラインで利用できる点が特徴です。訪問先で患者との会話を録音できるほか、患者の症状・患部、薬の管理方法、検査結果といった薬歴作成に必要な情報を撮影できます。音声や画像はMC-Drive for Pharmacyへ転送するまで端末内に保存され、転送後のAI処理は日本国内に限定したAIで行われます。

薬局へ戻った後は、2次元コードを読み込んで薬歴AIアシスタント「MC-Drive for Pharmacy」と連携させることで、端末内の全データが一括でAIに取り込まれ、要約・解析処理が実施されます。取り込まれた音声データをもとにAIがSOAP薬歴の下書きを作成するほか、検査結果画像は解析されて電子薬歴システム「DrugstarPrime3」へ取り込まれます。さらに、iOSの標準機能を利用したリアルタイムの多言語コミュニケーション補助機能も備えています。なお、MC-Drive for Pharmacyとの連携には専用の連携ライセンスの申し込みが必要であり、多言語機能は医療通訳の代替や医療用語の正しい翻訳を保証するものではありません。

期待される効果と利用シーン

導入により、訪問時や訪問後の記録作業負担の軽減や、限られた人員でも在宅業務を継続しやすい運営体制づくりが期待されています。同社の調べによると、投薬後作業時間が9%削減されたほか、薬歴記載内容の充実度としてSが+16%、Aが+78%、Pが+144%という結果が示されています。

想定される利用シーンとしては、医師との訪問診療同行時の記録や、在宅患者・介護施設への訪問時における服薬指導記録、通信環境が不安定な場所での記録取得、帰局後の薬歴・報告書作成業務の効率化などが挙げられています。

製品の概要と今後の展開

製品の概要は以下の通りです。

  • 製品名:モバイルAIアシスタント MC-Drive GO
  • シリーズ:MC-Driveシリーズ
  • 対応環境:iPhone/iPad
  • 提供開始時期:2026年10月
  • 価格(税抜):MC-Drive for Pharmacyスタンダードプラン ご利用のお客様は月額 3,000~、MC-Drive for Pharmacyライトプランご利用のお客様は月額 5,000~
  • 連携システム:電子薬歴システム DrugstarPrime3、薬歴AIアシスタント MC-Drive for Pharmacy
  • 製品ページ:近日公開予定

今後は、添付文書情報を参照した質問回答機能や、画像解析による残薬登録機能などの搭載が予定されています。

本記事は東日本メディコム株式会社の発表をもとに作成されています。

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