先端技術のELSIとRRIを学ぶ講演会が開催へ 慶大の標葉隆馬氏が登壇
AIをはじめとする先端科学技術の社会実装に伴う課題を考える講演会が開催される。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科准教授で同大「責任ある研究・イノベーション」センターのセンター長を務める標葉 隆馬 氏が登壇する。
講演では、倫理的・法的・社会的課題(ELSI)や「責任ある研究・イノベーション(RRI)」の観点から、企業が新技術と向き合うための方法について解説が行われる。
先端科学技術の社会実装に伴う課題とELSI/RRIの重要性
AIなどの新しい科学技術は社会や暮らしに変化をもたらす一方で、判断の公平性や透明性、プライバシー、責任の所在、雇用への影響といった多様なELSIが伴う。これらの課題への対応はイノベーションを阻害するものではなく、社会からの信頼を獲得して新技術を持続的に活用するための基盤とされる。
講演では、問題発生後の対処にとどまらず、研究開発や事業化の初期段階から将来の影響を予見し、多様な関係者の意見を取り入れながら技術や事業のあり方を柔軟に見直す重要性が提示される。
当日は、ムーンショット型研究開発制度の「目標1(MS1)」におけるサイバネティック・アバターをはじめとした、先端科学技術に関わる具体的なELSI/RRIの実践例が取り上げられる。
技術開発と社会的課題への対応を同時に進めることで、新たな価値やイノベーションを生み出す可能性について議論が展開される予定となっている。
講師の標葉 隆馬 氏について

講師を務める標葉 隆馬 氏は京都大学大学院生命科学研究科博士課程を修了し、博士(生命科学)の学位を持つ。慶應義塾大学「責任ある研究・イノベーション」センター(KEIO-RRI)センター長を務めており、専門は科学技術社会論および科学技術政策論である。


科学技術のELSIの可視化やメディア分析、政策分析などを組み合わせ、複数の先端科学技術に関わるRRIのプロジェクトPIとして研究と実践を行っている。主著に『責任ある科学技術ガバナンス概論』(ナカニシヤ出版 2020)がある。
会場と運営組織の概要
会場となる港区立産業振興センターは、2022年4月にオープンした産業振興拠点施設である。施設内にはコワーキングスペースやビジネスサポートファクトリー、貸ホール・会議室などが備えられている。
同センターの指定管理者構成団体である株式会社キャンパスクリエイトは、国立大学法人電気通信大学TLOとして産学官連携マッチングやオープンイノベーション支援を手がけている。
- 会社名:株式会社キャンパスクリエイト
- 代表者:代表取締役 高橋めぐみ
- 本社所在地:東京都調布市調布ヶ丘1-5-1 電気通信大学内
- 設立:1999年9月
- 事業内容:技術移転マネジメント事業、ソリューション事業、産業振興事業 等
- URL:https://www.campuscreate.com/
本記事は株式会社キャンパスクリエイトの発表をもとに作成されています。
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