イミュー、北海道白糠産天然ブリのフレーク缶をふるさと納税返礼品などで展開へ
株式会社イミューは、北海道白糠町で水揚げされた天然ブリの身をオイル漬けにした缶詰「白糠産天然ぶりフレーク缶」を開発した。2026年9月30日(水)より、白糠町のふるさと納税返礼品として本格的に受付を開始する。これは同社が北海道白糠町および白糠漁業協同組合と連携し、天然ブリの高付加価値化に取り組む「極寒ぶり®プロジェクト」の一環として行われる。

海洋環境の変化とプロジェクトの背景
白糠町では近年、秋鮭などの漁獲環境が変化する一方、北海道ではなじみの薄かったブリの水揚げが増加している。白糠町におけるブリの水揚げ量は、2019年の0.5トンから2023年には100トンを超えるまでに増加した。

この海の変化を転換点と捉え、漁獲から鮮度管理、加工、販売までを地域で行い価値を高める取り組みが「極寒ぶり®プロジェクト」である。船上活締め・放血の処理を施し、北海道白糠漁業協同組合で水揚げされた魚体が5キログラム以上(※2026年9月より7㎏以上から5㎏以上にルール変更)のブリを「極寒ぶり®」としてブランド化してきた。民間企業である株式会社イミューが商品開発や加工製造、販売先開拓などを担い、官民連携で進められている。
5㎏未満のブリの活用と缶詰化の実現
プロジェクトを進める中で、魚体5㎏に満たないブリの活用が新たな課題となった。白糠の冷たく厳しい海で育った天然ぶりのサッパリとした身質を活かし、保存性を高めて通年流通できるようにするため、缶詰への加工が決定された。

ブリの缶詰を製造する国内工場を探す過程で、静岡県焼津市にあるツナ缶専門工場が試作を引き受けた。しかし、ブリはマグロやカツオに比べて身が柔らかく皮がかたいため、自動で皮や骨を取る製造ラインに乗せられないという課題が判明した。手作業によるコスト高を防ぐため、白糠町の水産加工業者である釧路丸水株式会社が町内でフィレ(切身)に加工してから工場へ搬入する体制を構築した。白糠漁港に水揚げされた小型のブリは水揚げ後すぐに冷やし込みを行い、2026年秋漁の水揚げから本格的な製造が可能となった。
寄付者アンケートと町内での試食会
製品化にあたり、2026年2月には白糠町ふるさと納税寄付者・約40名を対象にサンプル商品の試食と商品名や缶デザインのアンケート調査を実施し、最終デザインを決定した。
また、2026年7月には白糠町内の事業者や白糠高校の生徒・教職員を対象に試食会を実施した。白糠高校の生徒17名のうち約半数が「ブリを初めて食べる」と回答し、「美味しい」「まぐろのツナ缶より自分は好き」といった声が寄せられた。町内事業者14名を対象とした食べ比べ調査では、11名がまぐろのツナフレーク缶とぶりフレーク缶を正しく見分けた一方、約2割はぶりフレークをまぐろのツナフレークと回答した。
商品概要
- 商品名:白糠産天然ぶりフレーク缶
- 販売開始:9月30日(水)(9月4日から一部テスト販売を行い、30日より本格展開開始)
- 販路:白糠町ふるさと納税をメインに、道の駅しらぬか恋問館や地元スーパーでも販売予定
関連会社概要
株式会社イミュー
- 所在地:東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル 10階
- 代表者:黒田 康平
- 設立:2021年4月
- 事業内容:パートナー事業 ( ふるさと納税などの自治体支援 ) 、地域ブランド開発事業、メディア事業
- URL:https://immue.co.jp/
株式会社シラリカ(株式会社イミュー100%出資子会社)
- 所在地:北海道白糠町庶路2丁目4-31
- 設立:2023年9月
- 事業内容:前浜の水産資源の加工製造及び販売 / 白糠町内の資源活用による商品開発
- URL:https://shirarika.co.jp/
本記事は株式会社イミューの発表をもとに作成。
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