AIマネー大学、ストルンバリ教授のVC契約論文読書会を10月上旬に開催へ
東京都練馬区に本社を置くAIマネー大学株式会社は、スウェーデン王立科学アカデミー選考委員会で委員を務めるペール・ストルンバリ(Per Strömberg)教授らの論文をテーマとした論文読書会を2026年10月上旬に開催する。本読書会では、同社のコンサルタント兼学長を務める山中裕が講師を担当する。
実際の契約書から契約理論を検証した論文を扱う
読書会で取り上げる論文は、ペール・ストルンバリ(Per Strömberg)教授がスティーヴン・カプラン(Steven N. Kaplan)教授とともに執筆し、『Review of Economic Studies』に2003年に掲載された「Financial Contracting Theory Meets the Real World: An Empirical Analysis of Venture Capital Contracts」である。
本論文は、ベンチャーキャピタルが未上場企業に投資した際の実際の契約書を数百件集め、条項を一つずつ分類・コード化して契約理論を検証した研究である。将来起こりうるすべての事態を事前に規定できない不完備契約において、書かれていない事態が発生した際の決定権の所在に関する理論的枠組みは、オリヴァー・ハート(Oliver Hart)教授とベングト・ホルムストローム(Bengt Holmström)教授による2016年のノーベル経済学賞受賞につながった。
同論文では、ベンチャーキャピタル契約が企業に対する権利をキャッシュフロー権、議決権、取締役を送り込む権利、清算時の優先順位といった複数の束に分解し、業績が目標を下回れば支配権がVC側に移り、上回れば創業者の手に残る「状態依存的な支配権の配分」を実装していることを一次資料から実証している。
読書会の主な論点と対象者
本読書会では、不完備契約の概念やベンチャー投資における複雑な契約の必要性、支配権が条項に落とし込まれる仕組みを論点として取り上げる。さらに、非上場企業への投資契約、少数株主の権利保護、株主間契約や事業再生局面での支配権の設計への実務的な含意についても議論を行う。
当日は講師の山中裕が論文の要旨を日本語で解説するため、対象論文を事前に読んでいない場合でも参加可能としている。コーポレート・ファイナンス、契約理論、ベンチャー投資、企業統治、中長期投資に関心のある投資家、経営者、ベンチャーキャピタル・プライベートエクイティ関係者、非上場企業の株主やオーナー経営者、弁護士・会計士などの専門家、経済学や法学を学ぶ学生・大学院生を対象としている。
開催概要
- シリーズ:2026年ノーベル経済学賞【選考委員編】論文読書会 第5回
- テーマ:『Financial Contracting Theory Meets the Real World』(著:ペール・ストルンバリ(Per Strömberg))論文読書会
- 講師:山中裕(AIマネー大学株式会社 コンサルタント兼学長)
- 開催日:2026年10月上旬
- 開催形式:Zoomオンラインウェビナー開催
- 参加費:無料(事前登録制)
- 主催:AIマネー大学株式会社
- 申込方法:aimoneyuniversity@aimu.info 宛てに、件名へ「『Financial Contracting Theory Meets the Real World』論文読書会参加希望」と明記して申し込む

本記事はAIマネー大学株式会社の発表をもとに作成。
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