大阪経済大学の髙井教授らがUR新豊里団地で高齢者向け特殊詐欺防止教室の講師に
大阪経済大学人間科学部の髙井逸史教授とゼミ生が、2026年10月14日(水)にUR新豊里団地で開催される「特殊詐欺被害防止対策教室」で講師を務める。
この教室は、東淀川警察署生活安全課と株式会社URコミュニティ千里住まいセンターが高齢者を対象に実施する取り組みである。巧妙化する特殊詐欺の手口を学び、高齢者自身ができる対策を身につけてもらうことを目指している。
巧妙化する手口とデジタルリテラシーの課題
特殊詐欺の被害は件数および被害額ともに右肩上がりに増加しており、ネットバンキングを利用した振り込み詐欺や、Xなどのソーシャルメディアを悪用したSNS型の投資詐欺やロマンス詐欺が増えている。
こうした詐欺のデジタル化に伴い、高齢者が銀行に足を運ばずにスマートフォンから送金してしまったり、AIを悪用したなりすましを信じてしまったりする事例が増加している。髙井教授は、ひとり暮らしによる孤立や認知機能の衰えによる判断力の低下が背景にある楽観バイアスなども影響しているとし、高齢者のデジタルリテラシー向上が急務であるとしている。
高齢者支援に取り組む髙井ゼミの活動
髙井ゼミでは、コロナ禍によるコミュニケーション不足を補う目的で2020年から高齢者向けのスマホ講座を継続して開催している。地域や自治体と連携しながら、健康増進や認知症予防、デジタル格差による社会的孤立の防止などを目指す各種講座を実施してきた。参加する学生にとっても、地域住民と対話しながら支援を行うことで社会課題を自分ごととして捉える姿勢を養う場となっている。
さらに、デジタルリテラシーの低い高齢者を狙った特殊詐欺の防止に向けた啓発活動も進めており、2025年には兵庫県警主催の「防犯スマホ教室」に協力した。
警察と連携した講話と学生による個別指導
当日の教室では、まず東淀川警察署生活安全課がDVD「AI子署長の防犯教室!動画で学ぶ詐欺対策」の視聴と質疑応答を行い、詐欺被害への対策を説明する。
続いて、髙井教授が「こういう人は特殊詐欺に遭いやすい!」と題した講話を行い、「友だち追加の承認」や「LINEを介した投資話」といったSNSを通じた詐欺の手口を解説する。
講話の後は、髙井ゼミの学生約20名が相談会を担当する。「知らない人からの友だち追加を拒否する設定」や「知らない人からのトークやグループ招待が届かないようにする設定」などを、受講者それぞれのニーズに合わせてマンツーマンでサポートする予定となっている。
特殊詐欺被害防止対策教室の概要
- 日時:2026年10月14日(水)13:30~15:00
- 会場:UR新豊里団地4号棟2階 集会所(大阪市東淀川区豊里2丁目1 UR都市機構新豊里団地4号棟2階)
- 対象受講者:UR新豊里団地居住者のうち、特殊詐欺等被害に遭うおそれのある高齢者等 約20名
- 主催:東淀川警察署生活安全課、株式会社URコミュニティ千里住まいセンター
- 協力:大阪経済大学 人間科学部 髙井ゼミ、大阪経済大学
- 講師:東淀川警察署生活安全課、大阪経済大学 人間科学部 教授 髙井逸史、大阪経済大学 人間科学部 髙井教授ゼミ4年生・2年生 20名
- 本件問い合わせ先:大阪経済大学 企画・総務部 広報課(住所:大阪府大阪市東淀川区大隅2-2-8、TEL:06-6328-2431、E-mail:kouhou@osaka-ue.ac.jp)
本記事は大阪経済大学の発表をもとに作成されています。
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