Klang、AI議事録の作成から共有まで自動化する新機能を提供開始
スウェーデン・ヘルシングボリに本社を置くKlang AI ABは2026年9月15日、同社が提供するAI議事録サービス「Klang(クラング)」において、会議後の議事録の作成・共有・保存を自動で行う新機能「オートメーション」の提供を開始した。本機能はProプラン(1ユーザーあたり月額1,180円・税込)以上で利用できる。
総務省『令和8年版 情報通信白書』によると、日本企業が生成AIを利用する業務は「議事録・メール作成補助」が約7割にのぼる一方、生成AIによる業務変革について「組織的な取組はない」と答えた企業は調査対象4か国中最も高い27.0%となっている。Klang AI ABは、AIによる議事録作成後の社内書式への整形やチャット共有、ストレージ保存、CRMへの記録といった後工程を自動化することを目的に本機能を開発した。
条件指定による対象会議の絞り込み
「オートメーション」では、すべての会議を自動送信するだけでなく、条件を設定して対象を限定することが可能となっている。
絞り込みの条件として設定できる項目は以下の通り。
- 参加者
- 特定のドメインの相手がいる会議
- 社外の会議のみ
- フォルダ
- タグ
- 会議名に含まれる文字列

これにより、「特定の顧客の担当者がいる会議だけ」や「営業フォルダの社外の会議だけ」といった指定が行え、条件に合致しない会議内容は送信されない仕様となっている。
3種類の出力形式と過去データの送信に対応

連携先へ届ける内容は、以下の3種類から選択できる。
- 会議レポート:Klangの画面と同様に要約、キーポイント、ToDoをまとめた形式
- ToDoのみ:会議のToDoのみを短く整理した形式
- カスタム指示:作成してほしい内容を自由なテキストで指示する形式

カスタム指示を利用することで、指定した書式のまま文書が生成され、社内テンプレートへの転記作業が不要となる。送信される文書にはKlang上の該当会議へのリンクが含まれ、元の発言を確認できる。また、機能設定時に直近の該当する会議があれば、過去の会議も含めて1回あたり最大25件までまとめて送信できる。




送信先は、業務で利用される各種ツールなど計10か所に対応している。
- チャット:Microsoft Teams、Slack
- ドキュメント・ストレージ:Microsoft OneDrive、Google Drive、Notion、Dropbox
- CRM:HubSpot、Pipedrive
- その他:メール、Webhook(署名付き)
商談後にCRMへ自動記録させることや、クライアントごとのフォルダ保管、採用面接の記録整理などに活用できる。なお、同社は今後の対応として、kintone、Salesforce、LINE WORKSとの連携も計画している(いずれも2026年9月15日時点では未提供、提供時期未定。開発計画につき変更または中止となる場合がある)。
会話データはプランを問わずAIモデルの学習には利用されず、ワークスペースごとに暗号化して保管される。データセンターは欧州に所在し、GDPRに準拠するほか、ISO/IEC 27001:2022認証を取得している。
主な料金プランは以下の通り。
- 無料プラン:0円(クレジットカード不要、文字起こしは無制限)
- Proプラン:1ユーザーあたり月額1,180円(税込)。年払いの場合は1ユーザーあたり月あたり980円(税込/12か月契約・一括前払い)。「オートメーション」機能を利用可能
- チームプラン:見積り(プライベートクラウドおよびオンプレミス提供に対応)
本記事はKlang AI ABの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



