初音ミク初のアニメ映画『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』2025年公開決定

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社は、バーチャル・シンガー『初音ミク』を描いた初のアニメ映画『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』の劇場公開を発表した。本作は、全世界ダウンロード数3,900万を突破した人気アプリゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』(略称『プロセカ』)の初のアニメ映画化作品で、2025年1月17日より全国の映画館で公開される予定だ。

『プロジェクトセカイ』は、株式会社セガとサイバーエージェントグループの株式会社Colorful Paletteが協業で2020年9月にサービスを開始したiOS/Android向けリズム&アドベンチャーゲーム。現代の日本がベースとなっている現実世界と、想いから生まれた不思議な場所「セカイ」を舞台に、少年少女たちが初音ミクたちバーチャル・シンガーとの出会いを通して「本当の想い」と「自分の歌」を見つける物語が展開される。

©「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」製作委員会
©「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」製作委員会

『プロジェクトセカイ』に登場する初音ミクは、音楽ソフトウェアとしての立ち位置をそのまま解釈し、人々の「想い」をサポートする姿として描かれている。2007年に音楽ソフトウェアとして誕生した初音ミクは、クリエイターたちによって制作された音楽やイラスト作品がインターネット上に投稿されたことで、多種多様な創作の連鎖が生まれ、世界に存在感を広げていった。

映画『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』では、ゲームには登場していない新しい「初音ミク」が、「プロセカ」のキャラクターたちと出会い、成長していく姿を、アニメーションスタジオP.A.WORKSにより完全オリジナルストーリーとして描かれる。歌を届けたい人たちがいるのに、いくら歌っても届かないと思い悩むミクと、ライブで多くの人の心に歌を届ける少女・星乃一歌との出会いから、新たな物語が始まる。

初音ミクにとっても記念すべき初のアニメ映画となる本作を通して、インターネット発の多様な音楽作品や創作文化に注目が集まることだろう。『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』は2025年1月17日より全国の映画館で公開予定。続報は公式サイトや公式Xアカウントにて発信される。