森下仁丹 学会でビタミンDと食物アレルギー予防のセミナー共催 臨床研究も支援
森下仁丹株式会社は2026年8月、第35回日本外来小児科学会年次集会において、ビタミンDによる食物アレルギー予防の可能性をテーマとしたランチョンセミナーを共催した。あわせて、ビタミンD摂取による食物アレルギー抑制の効果を検証する最新の臨床研究に対し、ビタミンDを含有する食品を提供する支援を実施した。同社は、現代の乳幼児に増加傾向にあるビタミンD不足の解決を目指し、小児医療の専門家と連携した啓発活動を進めている。
乳幼児のビタミンD不足と食物アレルギーの課題
ビタミンDは、カルシウム吸収促進などの骨の成長をはじめ、免疫系の調節など全身の健康維持に関わる栄養素であり、日光を浴びることで体内でも合成される。しかし近年は紫外線対策や屋内中心の生活習慣により、母親世代および乳幼児のビタミンD不足が深刻化しているとされる。
母乳は人工乳に比べてビタミンDの含有量が少ないため、母親がビタミンD不足の場合、完全母乳で育つ乳児もビタミンD欠乏症になる可能性が高まる。日本小児科学会の調査等でも乳児の過半数がビタミンD不足状態にあることが指摘されており、2025年には学会から予防に関する提言が出された。さらに近年の研究では、ビタミンD不足がくる病などの骨の発育だけでなく、子どもの食物アレルギー発症などの全身疾患に関与している可能性が明らかになってきている。
学会セミナーの共催と千葉大学の臨床研究支援
森下仁丹株式会社は、小児医療の専門家と協力した啓発活動として以下の取り組みを実施した。
2026年8月22日(土)に開催された第35回日本外来小児科学会年次集会では、「ビタミンD摂取による食物アレルギー予防の可能性」をテーマとしたランチョンセミナーを共催した。座長は医療法人社団Bambini理事長で日本専門医機構認定小児科専門医の時田 章史先生、演者は千葉大学医学部附属病院小児科 大学院医学研究院小児病態学の中野 泰至先生が務めた。
また、乳幼児期におけるビタミンD補給が食物アレルギーを抑制・予防する可能性を検証する千葉大学での臨床研究に対し、ビタミンDを含有する食品を提供して研究活動を支援している。
専門家と担当者による見解
千葉大学医学部附属病院小児科の中野 泰至先生は、生後4か月までの母乳栄養と1歳時点での卵白感作のリスク関係や血中ビタミンD濃度が小児のアレルギー発症に与える影響などを調査した出生コホート研究に触れ、「乳児期早期からのビタミンD介入は食物アレルギー発症予防の効果が高いと考えています」とコメントしている。

森下仁丹株式会社 事業推進本部 戦略企画部の森本 朋子は、ビタミンD受容体が全身の組織や臓器に存在し多様な働きをしている点に触れ、医療機関との連携や共同研究を通じてビタミンDの重要性と正しい知識の社会的認知を定着させ、安心して子育てできる環境づくりに貢献していくとしている。

森下仁丹株式会社の概要
- 社名:森下仁丹株式会社
- 代表:代表取締役社長 森下雄司
- 創業:1893年(明治26年)2月
- 設立:1936年(昭和11年)11月
- 主な事業:医薬品、 医薬部外品、 医療機器ならびに食品等の製造および販売
- URL:https://www.jintan.co.jp/
本記事は森下仁丹株式会社の発表をもとに作成。

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