シンガポール航空が長距離用新シート発表 2027年後半より順次導入へ
シンガポール航空は、新しい次世代長距離用キャビンプロダクトを発表しました。ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、およびエコノミークラスのシートに対し、20億シンガポールドルを超える額を投資しています。新プロダクトは、改修予定のエアバスA350-900型機や新規導入のボーイング777-9型機などを対象に、2027年後半より順次サービスを開始する予定です。
多様化する機内での過ごし方に合わせた新シート
新しいキャビンプロダクトは、機内で仕事や食事、リラックス、睡眠など多様に過ごす利用客のスタイルに合わせて設計されています。ファーストクラスにはスライド式ドアを備えたほか、2人掛けソファや最大級のダブルベッドへと変化するセンターシートを導入しました。ビジネスクラスには、2人で利用できるコンパニオンベッドに加え、人間工学に基づく設計が取り入れられています。
ファーストクラスとビジネスクラスには、フライトをまたいで利用客の好みの設定を記憶するスマートキャビンコントロール機能が搭載されます。また、プレミアムエコノミークラスおよびエコノミークラスでは、より広いスペースや快適性、利便性の向上、新しいエンターテインメントの選択肢が提供されます。
5,000人超への大規模調査をもとに開発
今回のプロダクト開発にあたり、世界中の5,000人を超える頻繁に旅行をする客、一般客、スタッフ、業界専門家を対象とした調査が実施されました。調査によって浮き彫りになったプライバシーや快適性の向上、柔軟性などを求める声が設計に反映されています。シンガポール航空CCOのリー・リクシンは、客室ごとにデザインされつつも共通の目的のもとに設計されており、機内での過ごし方をより自由にコントロールできるようになる旨を述べています。
デザインおよび製造は、以下のパートナー企業と連携して進められました。
- ファーストクラス:PriestmanGoode(プリーストマングード)社(デザイン)、Collins Aerospace(コリンズ・エアロスペース)社(製造)
- ビジネスクラス:Designworks(デザインワークス)社(デザイン)、RECARO Aircraft Seating(レカロ・エアクラフト・シーティング)社(製造)
- プレミアムエコノミークラス・エコノミークラス:Factorydesign(ファクトリーデザイン)社(デザイン)、Collins Aerospace(コリンズ・エアロスペース)社(製造)
2027年後半より順次サービス開始へ
新キャビンプロダクトは、今後導入されるボーイング777-9型機(ワイドボディ)に4クラスすべてが搭載されます。また、改修される41機のエアバスA350-900型機(長距離仕様)およびA350-900ULR型機(ウルトラ・ロング・レンジ)には新しいビジネスクラスシートが搭載される予定です。A350-900ULR型機(ウルトラ・ロング・レンジ)には、初めてファーストクラスが導入されます。
本記事はシンガポール航空の発表をもとに作成しました。
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