Zabbix社が統合監視ソフトの最新版Zabbix 8.0 LTSをリリース
ラトビア共和国に本社を置くZabbix社は、オープンソースのエンタープライズ向け統合監視ソフトウェアの長期サポート版である「Zabbix 8.0 LTS」を2026年11月5日にリリースしました。従来のインフラ監視に加え、アプリケーションの監視・分析機能を拡充し、ITシステム全体の統合オブザーバビリティの実現に向けた進化を図っています。これにより、デジタルサービスの稼働状況を包括的に把握できるようになるとしています。
Zabbix 8.0では新たにOpenTelemetryへネイティブ対応しました。これにより、従来のインフラ監視データに加えてアプリケーションのテレメトリデータも収集・分析が可能となり、インフラとアプリケーションを横断した監視環境を構築できます。
メトリクス、トレース、ログを単一のプラットフォームで管理することで、アプリケーションのパフォーマンスとインフラの稼働状況を関連付けて調査できるようになります。同社は、複数の独立した監視ツールへの依存を減らし、監視環境の統合につながるとしています。
創設者兼CEOのAlexei Vladishev (アレクセイ ウラジシェフ)は、「私たちが目指しているのは、不必要な複雑さやベンダーロックインを避けながら、それぞれのニーズに合わせて活用できるオープンなプラットフォームを通じて、エンタープライズレベルのオブザーバビリティを誰もが利用できるようにすることです」と述べています。
AI連携と複合イベント処理による運用支援
運用の高度化に向けて、複合イベント処理(Complex Event Processing)機能を導入しました。イベントのフィルタリング、相関分析、グループ化、優先順位付けを効果的に行うことで不要なアラートを削減し、重要な障害対応に集中できる環境を整えます。
また、公式に提供されるMCP(Model Context Protocol)サーバーを通じて、任意のAIエージェントをZabbix環境へ直接接続できるようになりました。既存のユーザー権限に基づいた安全なデータアクセスを保ちつつ、AIを活用したデータ分析や障害原因の特定を支援します。さらに、パフォーマンスとスケーラビリティの向上により、大規模監視やデータ量増加への対応力も高めています。
日本支社であるZabbix Japan LLCは、2026年11月19日(木)から20日(金)にかけて、東京ポートシティ竹芝で「Zabbix Conference Japan 2026」を開催します。当日は創設者兼CEOのAlexei Vladishevが登壇し、Zabbix 8.0 LTSの新機能などを紹介する予定です。
製品およびイベントの関連リンクは以下の通りです。
- ダウンロード:https://www.zabbix.com/download
- 新機能:https://www.zabbix.com/jp/whats_new_8_0
- リリースノート:https://www.zabbix.com/jp/rn/rn8.0.0
- 「Zabbix Conference Japan 2026」詳細:https://www.zabbix.com/jp/events/conference_japan_2026
発表元の概要
本発表を行った組織の概要は以下の通りです。
- 会社名:Zabbix Japan LLC(本社:ラトビア共和国 Zabbix LLC)
- 代表者:代表 寺島 広大(Zabbix LLC 創設者兼CEO:Alexei Vladishev)
- 所在地:〒105-0021 東京都港区東新橋2-3-3 ルオーゴ汐留6階
- Webサイト:http://www.zabbix.com/jp/
本記事はZabbix Japan LLCの発表をもとに作成しました。
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