QPS研究所の小型SAR衛星19号機が2026年11月14日以降に打上げへ
株式会社QPS研究所は、小型SAR衛星QPS-SAR19号機(愛称:「ヤマツミ-Ⅱ」)の打上げ日時が、米国のRocket Lab社によって設定されたことを明らかにしました。打上げウィンドウは日本時間の2026年11月14日午後2時30分以降に設定されています。打上げには同社のロケット「Electron」が使用される予定です。
打上げ計画とミッションの概要
発表された計画によると、打上げ場所はニュージーランド・マヒア半島にあるRocket Lab Launch Complex 1です。衛星は中傾斜軌道の高度575kmへ投入される予定となっています。


打上げ日時は天候などの影響により順延する可能性があり、日時に変更があった場合は同社の公式ウェブサイトのニュースページや公式SNSで随時案内されます。なお、衛星のナンバーは打上げ契約手続き順によるナンバリングであり、今後も順番の前後が発生する可能性があるものの、事業の進捗に影響はないとしています。
- 打上げロケット:ロケット・ラボ社 Electron
- 打上げウィンドウ:2026年11月14日(土)午後2時30分(日本時間)以降
- 投入予定軌道:中傾斜軌道、高度575km予定
- 打上げ射場:ニュージーランド・マヒア半島 Rocket Lab Launch Complex 1
QPS-SARプロジェクトの特徴と今後の展望


SAR(合成開口レーダー)は電波を使用して地表の画像を得るレーダーで、雲や噴煙を透過し昼夜を問わず観測できる特長を持ちます。QPS研究所は、収納性が高く軽量でありながら大型の展開式アンテナ(特許取得)を開発しました。強い電波の照射を可能にしたことで、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストとなる高精細小型SAR衛星「QPS-SAR」の開発に成功しています。
同衛星は、民間SAR衛星として世界トップレベルの46cm分解能の画像取得が可能です。今後は2028年5月末までに24機、2030年にはさらなる機数を投入した大規模衛星コンステレーションの構築を計画しており、平均10分間隔という準リアルタイム観測データ提供サービスの実現を目指しています。
株式会社QPS研究所の概要
同社は2005年に福岡で創業された宇宙開発企業で、社名は「Q-shu Pioneers of Space」の頭文字に由来します。九州大学での小型人工衛星開発技術を基盤とし、名誉教授陣と若手技術者や実業家が連携して宇宙技術開発を進めています。また、北部九州を中心とする全国25社以上のパートナー企業が事業を支えています。福岡市中央区長浜1-1-1 KBCビル8階に本社を置き、代表取締役社長 CEOは大西俊輔が務めています。
本記事は株式会社QPS研究所の発表をもとに作成しました。
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