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理経の消防団向けVR教材が千葉県に採用

株式会社理経は、開発した消防団員向け火災現場対応学習用の次世代型VRコンテンツ「Firefighter Training VR」が千葉県に採用され、同県へ納入したと発表しました。本コンテンツは千葉県防災危機管理部消防課の監修のもと、千葉県消防学校教官と連携して開発されたものです。全国の消防学校で活用されている総務省消防庁所有のVRゴーグルに対し、全国で初めて千葉県が改造申請を行ったうえで導入されました(総務省消防庁が所有し、全国55の消防学校で活用されているVRゴーグルの改造申請について、2026年10月理経調べ)。

消防団員の実践的な現場対応を学ぶVRコンテンツ

「Firefighter Training VR」は、消防団員が火災現場での初動対応を学ぶためのVR訓練コンテンツです。出動指令、緊急走行、現場到着から火災現場での初動活動までを360度VR映像で再現し、繰り返し学習できます。消防学校での座学や模擬消火訓練装置(AFT)等での実働訓練の前後に組み込み、現場の流れを事前に体感したり事後に振り返ったりする教材として活用されます。

消防組織法に基づき各自治体に設置される消防機関である消防団は、普段は別の仕事に就いている団員も多く、集合訓練の時間を確保しにくい課題があります。本コンテンツは、時間、場所、参加人数の制約を受けにくい点が特長とされています。理経は2023年に総務省消防庁へ消防隊員の訓練用VRを納入しており、現在全国すべての消防学校55拠点で活用されています。今回の千葉県への導入では、既存のVRゴーグルにコンテンツを追加する形をとっています。

今回追加された2種類のコンテンツと特長

今回追加されたコンテンツは以下の2種類です。

  • 緊急走行編:出動指令から集合、消防車での緊急走行、現場到着までの一連の流れを学ぶ
  • 消火活動編:現場到着後の状況把握から初期消火活動までの流れを学ぶ

また製品の特長として、指導用端末から複数台のVRゴーグルを一斉再生・停止・進行管理でき、オフラインでも安定動作する「同時再生システム」を搭載しています。これにより、受講者全員が同じタイミングで体験し、指導者が統一的に解説や指導を行うことが可能となっています。製品の販売価格についての詳細は問い合わせが必要とされています。

今後の展開方針

理経は今後、全国55の消防学校で活用されているVRゴーグルを既存の導入基盤と位置づけ、千葉県以外の消防学校への導入を推進していく方針です。既存ハードウェアを活用することでコンテンツライセンスの追加のみで導入できるため、導入のハードルを抑えた早期の横展開を図るとしています。

さらに、消防学校に加えて各自治体の消防機関(消防本部・消防団等)への販路拡大を進めるほか、地震・水害・土砂災害などの自然災害や林野火災・車両火災を想定したシナリオ、救助活動や避難誘導など地域防災活動全般への応用の可能性を探る予定です。受講者の判断や行動に応じて展開が変化するインタラクティブな要素の導入も視野に入れています。

株式会社理経の概要

  • 所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿三丁目2番11号 新宿三井ビルディング二号館
  • 代表者:代表取締役社長 小柳 誠
  • 設立:1957年6月8日
  • 資本金:34億2,691万円(2026年3月末日現在)
  • 事業内容:システムソリューション、ネットワークソリューション、電子部品及び機器
  • URL:https://www.rikei.co.jp

本記事は株式会社理経の発表をもとに作成されています。

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