Samsungが健康管理アプリ刷新 睡眠コーチングや走力測定を強化
サムスン電子株式会社は2026年10月13日、Samsung Healthアプリの大幅なアップデートを発表した。睡眠コーチングの開始に必要な蓄積データを減らし、一人ひとりに合わせた睡眠ガイダンスを充実させたほか、ランニングプログラムのレベルを拡張している。これらの機能は10月からSamsung Healthアプリのアップデートを通じて順次提供予定で、日本ではすでに提供を開始している。
蓄積データを短縮し手軽になった睡眠コーチング


今回のアップデートにより、睡眠コーチングの開始条件が緩和された。これまで開始には1カ月以内に7日分のデータが必要だったが、過去2週間以内に3日分のデータがあれば開始可能となっている。なお、睡眠コーチングはSamsung Healthアプリのバージョン6.24以降で利用可能で、Android 11以降を搭載したSamsung Galaxyスマートフォンとのペアリングが必要となる。また、7〜14日間の期間内に最低3日分の睡眠データの記録が必要とされ、Samsung Galaxy Watch4シリーズ以降、Samsung Galaxy Fit3以降、Samsung Galaxy Ringで利用できる。
設定時には睡眠の規則性、睡眠中に目が覚める頻度、アルコールやカフェインの摂取、主観的な睡眠満足度に関するアンケートに回答する。その回答内容と3日分の睡眠データに基づき、該当する「睡眠アニマル」のシンボルが割り当てられ、目標に合わせた4~8週間のコーチングプログラムが作成される。プログラム進行中は日々の睡眠満足度や生活習慣の変化を追跡し、睡眠パターンを反映して週ごとの推奨内容が調整される。
科学的知見に基づく習慣づくりと新たな分析レポート
行動睡眠科学の原則を取り入れた同プログラムでは、毎日の習慣チェックリストや睡眠に関するヒントが提供される。就寝1時間前から画面を見ないことや、遅い時間のカフェイン摂取を控えること、起床後に屋外でストレッチをするといった習慣づくりを支援する。
また、直感的な分析レポートとして五角形の「睡眠バランス」グラフが導入された。睡眠時間、睡眠の規則性、夜間の覚醒時間、睡眠満足度、エナジースコアの5つの指標をまとめて表示し、傾向や注意点を確認できる。エナジースコアの確認にはSamsung Galaxy WatchまたはSamsung Galaxy Ringで記録した健康データをSamsung Healthアプリと同期する必要があり、結果は個人的な参考情報として提供され、医療目的での使用を意図したものではないとしている。さらに、毎朝届くメッセージを通じて前夜の睡眠を振り返るヒントも提供される。

ランニングコーチ機能もアップグレードされた。同機能はAndroid 10以降を搭載したAndroidスマートフォンで利用でき、Samsung Healthアプリのバージョン6.30.2以降およびSamsungアカウントへのログインが必要となる。サービスはSamsung Galaxy Watch8シリーズ以降のSamsung Galaxy Watchシリーズでのみ利用可能だ。
トレーニングレベルは従来の10段階から12段階へ拡大し、中級・上級ランナー向けのレベルが追加された。12分間のランニングテストまたは過去のランニングデータに基づきトレーニングプランが提供される。加えて、ワークアウトデータをもとに各種SNS向けテンプレートを作成できる共有機能も強化された。
さらに、Stravaとのパートナーシップ強化により、ランニング、トレイルランニング、サイクリング用のStravaルートをSamsung Healthに直接取り込むことが可能となった。なお、Stravaはベラルーシ、中国、キューバ、イラン、朝鮮民主主義人民共和国、シリア、ロシア、ウクライナの一部地域、韓国を除く世界各地で利用できる。
一部の機能は今後のソフトウェアアップデートを通じて対応する場合があり、提供の有無や時期は国、モデル、その他の条件によって異なる場合があるとしている。
本記事はサムスン電子株式会社の発表をもとに作成。
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