TIMEWELLの輸出管理AI「TRAFEED」が2026年度グッドデザイン賞を受賞
株式会社TIMEWELLが提供する輸出管理AIエージェント「TRAFEED」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2026年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
同サービスは、AIエージェントによる判定件数がこれまでに4万件を超え、2026年10月時点で企業や大学、研究機関など27組織以上が日々の業務で利用しています。
審査委員による評価のポイント
審査では、輸出管理に必要な法律関連の資料作成をAIがサポートすることで輸出入のハードルを下げた点に加え、「法令解釈の正確性」と「現場で使える速度」を両立したUXが高く評価されました。また、専門業務の知見をAIに学習させる今後の方向性のお手本ともいえるとされています。担当審査委員は左右田 智美 氏、関 治之 氏、長田 英知 氏、並河 進 氏が務めました。
受賞作は、10月31日から11月4日まで東京ミッドタウンで開かれた「G展・2026年度グッドデザイン賞受賞展」で展示されました。最終日となる11月4日には、NHKホールで開かれた受賞祝賀会「GOOD DESIGN AWARD 2026 LIVE & LOUNGE」に、代表取締役CEOの濱本 隆太氏、取締役CTOの内藤 一樹氏、COOの安藤 晃規氏の3名が参加しました。

TRAFEEDは、輸出管理担当者による調査や判定を支援するAIエージェントです。資料をアップロードするだけで調査が始まり、判定理由と根拠を添えた書類までを一連の流れで作成できます。
製品や技術が規制対象かを調べる「該非判定」のほか、米国BIS 50%ルールの確認支援を含む「取引先調査」、研究者や所属機関を確かめる「研究セキュリティ調査」を承認ワークフローとともに扱えます。日常の言葉を法令上の用語に置き換えて調べる技術(例:「ドローン」→「無人航空機」)など、同社が特許を取得したワークフローを組み込んでいます。
なお、TRAFEEDは調査・判定を支援するサービスであり、AIの結果は提案・目安です。該非の判定や取引の審査を最終的に行うのは人(輸出管理責任者など)となっています。
開発の背景と今後の展開
代表取締役CEOの濱本 隆太氏は、過去に海外取引の現場で該非判定の負担の大きさを経験したことからサービスが生まれたと振り返り、最終的な判断は人が行うという原則を守りながら、誰もが安心して海外に挑戦できる環境をつくっていくとしています。
同社は11月4日から5日まで開催した「ECONOSEC JAPAN」に登壇したほか、11月13日には一般財団法人安全保障貿易情報センター(CISTEC)のセミナーで講演を予定しています。今後は現場の声をもとに改善を図りながら、サプライチェーン分析機能の拡充や、衛星データを活用した輸出先の実在確認機能の開発を進める方針です。
TRAFEEDの概要
- 提供開始:2026年3月
- 実績(2026年10月時点):判定件数 4万件超/利用組織 27組織以上/人の作業に置きかえた時間 約8万時間(判定件数に人が行った場合の作業時間1件2時間を掛けた試算)
- 信頼性:ISO/IEC 27001:2022 認証取得(JP26/00000255)、国内特許2件取得(特許第7862062号ほか1件)
- 料金体系:利用量に応じたポイント制(同一組織内でのアカウント追加料金なし)
- 製品サイト:https://timewell.jp/trafeed
本記事は株式会社TIMEWELLの発表およびグッドデザイン賞 受賞ギャラリー(https://www.g-mark.org/gallery/winners/39517)の情報をもとに作成しました。
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